本記事では、中東周遊旅行で訪れたヨルダンの首都アンマンの観光コースをご紹介します。
私のミスで観光が 2 日に分かれてしまいましたが、実際に観光したのは丸 1 日ほどでした。
ペトラ遺跡へ行く前後にアンマン観光を計画されている方の参考になるよう、空港からの移動手段や、私が失敗したアンマン城塞の入場時間の注意点もまとめました。
ちなみにアンマンという名前は、紀元前にこの地に栄えた「アモン人」の王国の都「ラバト・アモン」に由来しています。ローマ時代には「フィラデルフィア」と呼ばれ、ローマ劇場などの遺跡が今も街の中心に残っています。
アンマン観光の旅程(モデルコース)
1 日目
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 12:00 | クイーン・アリア国際空港着 ⇒ 空港バス |
| 13:20 | 7 Boys Hotel にチェックイン |
| 14:00 | Ghaith Restaurant でランチ(マンサフ) |
| 14:45 | キング・アブドゥッラー 1 世モスク |
| 15:30 | ヨルダン博物館 |
| 16:15 | フセイン・モスク |
| 17:30 | アンマン城塞(入場時間に間に合わず) |
| 18:00 | お土産巡り(K. Hussein St.・Rainbow St.) |
| 19:00 | AlQuds Falafel |
| 19:20 | Uber でホテルへ |
2 日目(マダバから戻ってきて)
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 12:30 | アンマン城塞 |
| 13:15 | ローマ劇場 |
| 14:10 | Habibah Sweets(クナーファ) |
| 14:35 | Uber でクイーン・アリア国際空港へ |
| 17:45 | ロイヤル・ヨルダン航空でジェッダへ |
旅行全体の日程
| 日付 | 旅程 | 泊 |
|---|---|---|
| 水 | 12:00 アンマン着 アンマン観光 | アンマン泊 |
| 木 | ペトラ遺跡 | ペトラ泊 |
| 金 | 死海・ネボ山・マダバ | マダバ泊 |
| 土 | アンマン観光 17:45 アンマン ⇓(ロイヤル・ヨルダン航空 706 便) 20:00 ジェッダ | ジェッダ泊 |
料金は 1 ディナール=220 円で計算しています。
私が訪れた場所を下記のマップでピン止めしました。ぜひ参考にしてみてください。
12:00 クイーン・アリア国際空港に到着
アンマンの空港は市街地まで 40km 程度と、比較的不便な場所にあります。
空港から市内への行き方はバスか Uber
| 手段 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 空港バス | 3.3 ディナール(約 730 円) | 安いが、城塞・ローマ劇場付近までは行かない |
| Uber・タクシー | 18 ディナール(約 3,960 円) | 帰りに市内 ⇒ 空港で利用。約 40 分 |
バスは時間はかかりますが安価です。
ただし、アンマンの主要観光地(アンマン城塞・ローマ劇場付近)までは行かないので、そのあたりに宿泊する場合は、バスを降りてから Uber に乗り換える必要があります。


13:20 7 Boys Hotel にチェックイン
バスに 50 分程度乗って、ホテル近くのバス停に着きました。
電光表示などはないので、スマホの位置情報を見ながら降りました。

私が選んだのはこちらのホテルです。

地図のハートマークを付けた「Housing Bank Complex」付近にバスが止まります。
また、ペトラ行きのバスが出発する「JETT Abdali Office」もすぐ近くにあります。ペトラ行きのバスは朝早くに出るので、ペトラに行かれる方にはこのエリアのホテルがおすすめ です。
ちなみに、地図の青いルートはアンマン城塞までの経路です。3.6km ほどあるので、歩くには少し遠いです。

14:00 Ghaith Restaurant でランチ(マンサフ)
ホテルのスタッフにおすすめされた、ホテルから徒歩 900m の Ghaith Restaurant へ行きました。


私は、マンサフというヨルダンの定番料理を注文しました。
見た目はビリヤニのようですが、スパイシーさはなく、酸味のあるヨーグルトソースをかけながら食べます。

マンサフはヨルダンの国民食で、羊肉を「ジャミード」という乾燥ヨーグルトで煮込んで、ご飯の上に盛り付けた料理です。もともとは遊牧民ベドウィンのおもてなし料理で、本来は右手で丸めて食べるのが伝統的な作法だそうです。
ドリンクと合わせて 5.35 ディナール(約 1,180 円) でした。値段は比較的安い方だと思います。
食後は坂道をひたすら下り、次の目的地のキング・アブドゥッラー 1 世モスクに向かいます。距離は約 1km です。

14:45 キング・アブドゥッラー 1 世モスク(King Abdullah I Mosque)
続いて、モスクの見学です。水色のドームが鮮やかなモスクで、内部はイスラム教徒以外も見学できます。
1989 年に完成したモスクなので、それほど歴史のあるモスクではないようです。


内部はモスクだけでなく、ミニ博物館のようになっていました。
モスクの名前になっているアブドゥッラー 1 世は、ヨルダンの初代国王です。青いドームは、モザイクタイルで覆われているそうです。
15:30 ヨルダン博物館(Jordan Museum)
続いて、Uber でモスクからヨルダン博物館まで行きました。料金は 2.2 ディナール(約 480 円) です。


展示は子供でも楽しめるよう工夫されているので、外国人でもとっつきやすいです。
特にイスラム教の発明品のコーナーは、私も全く無知だったので勉強になりました。
ヨルダン博物館には、約 9,000 年前に作られた世界最古級の人物像「アイン・ガザル像」や、死海文書の一部も展示されています。歴史好きの方は、ここを目当てに行くのもありです。
ただ、やはりせっかく海外に来たら、私はリアルな生活を見る方が好きなので、特にお目当てがなければパスしても問題ないかと思います。
16:15 フセイン・モスク(Husseini Mosque)

ヨルダン博物館からフセイン・モスクまでは歩いて向かいました。道中、丘側の景色が美しく、中東らしい風景が印象的でした。

20 分ほど歩くと、フセイン・モスクの前に到着します。
フセイン・モスクはアンマンで最も古いモスクの一つで、7 世紀に建てられたモスクの跡地に、1924 年にアブドゥッラー 1 世が再建したものと言われています。
ただし、イスラム教徒以外は内部に入れないので、外観を楽しむことになります。


その後、近くのカフェで一息ついて、アンマン城塞へ向かいました。

17:30 アンマン城塞(入場時間に間に合わず)
画像のルートで城塞まで登りました。坂がきつく、暑い時期はかなりしんどいと思います。

徒歩で行くご褒美として、アンマン城塞の少し手前に、城塞とは逆側の景色が見られるポイントがあります。
ここから見た景色が、アンマンで一番綺麗でした。写真だと分かりづらいですが、風になびく巨大なヨルダンの国旗が素晴らしかったです。


この国旗は、ラガダン宮殿の敷地にある高さ 120m を超える旗竿に掲げられていて、設置された当時は世界一高い旗竿だったと言われています。
しかし、ここで残念なお知らせが……。
Google マップ上では 19:00 までとなっていましたが、最終入場は 17:30 頃だった ようで、同じようにたくさんの観光客が来ていましたが、みんな追い返されていました。
アンマン城塞は一番のお目当てでしたが、遅くまでやっていると思って後回しにしていました。翌日はペトラへ行くため、アンマン観光はこの日で終えておきたかったです。
ということで、アンマン城塞はペトラから戻ってきてからの宿題となりました。アンマン城塞は早めの時間に行く ことをおすすめします。行きたいところは先に行くべきですね。。。
18:00 お土産巡り
お土産屋さんは、記事上部のマップのショッピングバッグアイコンのポイント 2 か所(K. Hussein St. と Rainbow St.)にまとまっていました。

ヨルダンのお土産で人気なのは、写真のようなモザイクアートの食器です。
周遊旅なので、あまり荷物を増やしたくなかった私も、つい 2 つも買ってしまいました。
モザイクの街マダバに代表されるように、ヨルダンはビザンチン時代のモザイクが多く残る国で、モザイクは今も伝統工芸として受け継がれています。
19:00 レインボーストリートの AlQuds Falafel
レインボーストリートは、フセイン・モスクから見てアンマン城塞と反対側の丘の上にある、ホテルやカフェなどが集まる通りです。
観光客向けに整備された通りという感じで、それなりに綺麗です。逆にローカル感はあまりありません。
この通りに AlQuds Falafel という老舗のファラフェル屋さんがあったので、ファラフェルサンドを購入しました。
ファラフェルは、ひよこ豆やそら豆をすりつぶして揚げた、中東で広く食べられているコロッケです。

0.6 ディナール(約 130 円) と激安なので、近くに来られた際はぜひ食べてみてください。
19:20 Uber でホテルへ
少し早いですが、Uber でホテルへ戻りました。
Rainbow Street から 7 Boys Hotel までは 2 ディナール(約 440 円) でした。
ペトラ遺跡・死海・ネボ山・マダバ
翌日はペトラ遺跡へ向かいました。ペトラ遺跡については、こちらの記事 で紹介しています。
翌々日は死海とネボ山に寄ってマダバに泊まりました。こちらは マダバ編 でご紹介しています。
2 日目 12:30 アンマン城塞(Amman Citadel)
マダバから Uber でアンマン城塞まで戻ってきました。
この日は、初日に入り損ねたアンマン城塞と、ローマ劇場を回ります。
敷地内には遺跡が点在していて、遺跡によって造られた時代が異なるそうです。


現存する遺跡はローマ時代やウマイヤ朝時代のものですが、そのずっと前の紀元前 6000 年頃から人が住んでいたそうです。
なお、紀元前 13 世紀〜紀元前 6 世紀頃には、このあたりに栄えたアモン人の王国が拠点を築いていて、アンマンの名前の由来にもなっています。
写真のヘラクレス神殿は 2 世紀のローマ時代に建てられた神殿で、近くには巨大な大理石の手の一部が残っています。もともとは高さ 10m 以上ある巨大なヘラクレス像の一部だったと考えられています。
敷地の奥には、8 世紀のウマイヤ朝時代に建てられたと言われるウマイヤ宮殿があります。ドーム屋根の建物は、宮殿の入口の謁見の間だったそうです。

宮殿の周りには、列柱の跡も残っています。

丘の上には、巨大なヨルダン国旗がはためいていました。


13:15 ローマ劇場(Roman Theatre)
アンマン城塞の観光を終えたら、ローマ劇場に向かって下っていきます。下り坂だけなので、歩いて行ける距離です。住宅街の細い路地や階段を抜けて下りていきます。

途中の階段では、子猫に出会いました。



こちらは 2 世紀のローマ時代に作られた劇場で、6,000 人を収容できるそうです。
劇場内はかなり自由に歩き回れます。
写真は一番上から撮影したものですが、段差がかなり急で、少し怖さすら感じました。


斜面を利用して造られた劇場で、北向きに建てられているため、観客席に直射日光が当たりにくい設計になっていると言われています。
14:10 Habibah Sweets - Downtown でクナーファ
ローマ劇場からダウンタウンへ歩くと、カラフルな傘が飾られた通りもありました。

最後に、クナーファの人気店へ行きました。場所は、記事上部のマップのコーヒーマークです。


お店では、大きな鉄板でクナーファを焼いていました。

クナーファは、カダイフという極細のパスタのような生地で白いチーズをはさんで焼き上げ、シロップをかけたお菓子です。パレスチナのナーブルスが発祥と言われていて、ヨルダンでも定番のスイーツです。
Google の口コミがとても良かったので行ってみました。
確かに、中東のお菓子あるあるでシロップの甘さがメインなのですが、中に入っているチーズの塩味と混ざり合って、絶妙な味でした! 人気店なので、ぜひ訪れてみてください。
14:35 Uber でクイーン・アリア国際空港へ
空港までは 40 分程度で、18 ディナール(約 3,960 円) でした。
バスだと、バス停までの時間を含めてさらに 40 分はかかりそうなので、時間がないときは仕方ないですね。
17:45 のジェッダ行きで、アンマンを後にしました。

かかった費用
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 空港バス(空港 ⇒ 市内) | 3.3 ディナール(約 730 円) |
| ランチ(Ghaith Restaurant・マンサフ) | 5.35 ディナール(約 1,180 円) |
| Uber(モスク ⇒ ヨルダン博物館) | 2.2 ディナール(約 480 円) |
| AlQuds Falafel | 0.6 ディナール(約 130 円) |
| Uber(Rainbow Street ⇒ ホテル) | 2 ディナール(約 440 円) |
| Uber(市内 ⇒ 空港) | 18 ディナール(約 3,960 円) |
| 合計 | 31.45 ディナール(約 6,920 円) |
※ホテル代、入場料、カフェ・クナーファ・お土産代は含みません。
まとめ
今回はアンマンの観光スポットをご紹介しました。
アンマン観光のポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 空港から市内へは、空港バスなら 3.3 ディナール(約 730 円)、Uber なら 18 ディナール(約 3,960 円)
- ペトラ行きの JETT バスを使うなら、Abdali 周辺のホテルが便利
- アンマン城塞は Google マップの営業時間より早く入場が締め切られることがあるので、早めに行く
- 坂が多い街なので、上りは Uber、下りは徒歩で回ると楽
- マンサフ、ファラフェル、クナーファと、名物グルメが安く楽しめる
- 治安が良く、中東らしい街並みを安心して歩ける
ヨルダンに行く方の大半は、ペトラ遺跡や死海が目的地だと思います。限られた旅程の中で、アンマンへ訪れるかは非常に悩ましいところですよね。
個人的には、ペトラや死海だけだと観光地化されたところしか見られず、リアルなヨルダンを味わえない旅程になってしまうと思います。
また、アンマンの素晴らしい点は治安が良いことです。私たちがイメージする中東の街の雰囲気を残したまま、非常に観光しやすい都市なので、半日程度でもよいのでアンマンに立ち寄ることをおすすめします。

ぜひ旅程決めの参考にしてみてください!
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