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【ジェッダ】半日観光モデルコースまとめ。世界遺産アル・バラッドと紅海の水上モスク

世界遺産アル・バラッド地区の夜と朝の散策、名物シーフード店 Ba'eshen、ジェッダ名物の朝ごはんムタバク、紅海に浮かぶ水上モスク、Jeddah サインを巡る、サウジアラビア・ジェッダの半日観光モデルコースです。空港からの Uber 料金、ホテル選び、現金が必要な場面、空港ラウンジもまとめています。

今回は、ヨルダン編に続いて、中東周遊旅行のサウジアラビア・ジェッダ編をご紹介します。

ジェッダはサウジアラビアの紅海沿いにある、国内最大の港町です。
市内のアル・バラッド地区は世界遺産にも登録されていて、2019 年にようやく観光目的での入国が解禁されたサウジアラビアの中でも、観光で楽しめる都市です。

イスラム教の聖地メッカに最も近い大都市で、メッカへの玄関口として世界中から巡礼者が集まります。
日本語の情報がまだまだ少ないジェッダで、実際に半日で回った場所と、現地で困ったことをご紹介します。

ちなみに「ジェッダ」という名前は、アラビア語の「祖母(ジャッダ)」に由来するという説があります。人類の祖母であるイブ(ハワー)のお墓がこの地にあると伝えられていることから、そう呼ばれるようになったと言われています。

ジェッダ観光の旅程(モデルコース)

1 日目(夜着)

時刻場所
20:00キング・アブドゥルアズィーズ国際空港着
20:45Al Azhar Hotel Jeddah にチェックイン
21:30夜のアル・バラッド散策
22:20Ba’eshen Seafood でディナー
23:10広場を通ってホテルへ

2 日目

時刻場所
9:00アル・バラッドで朝食(ムタバク)
9:30朝のアル・バラッド散策・Bab Makkah
12:00水上モスク(アル・ラフマ・モスク)
13:45Jeddah サイン
14:20空港着・Plaza Premium Lounge
16:26flynas でドバイへ

旅行全体の日程

日付旅程泊
土アンマン観光
17:45 アンマン
⇓(ロイヤル・ヨルダン航空 706 便)
20:00 ジェッダ着
ジェッダ泊
日ジェッダ観光
16:26 ジェッダ
⇓(flynas 505 便)
20:10 ドバイ
空港ラウンジ泊
月8:20 ドバイ
⇓(エミレーツ航空 312 便)
22:30 羽田

料金は 1 リヤル=40 円で計算しています。

私が訪れた場所を下記のマップにピン止めしていますので、ぜひご活用ください。

20:00 キング・アブドゥルアズィーズ国際空港に到着

アンマンからのフライトで、20:00 にジェッダに到着しました。
到着フロアにはいきなり巨大な水槽があり、国の豊かさを感じます。
入国審査では何の質問もされず、普通に入国することができました。

キング・アブドゥルアズィーズ国際空港の到着フロアの巨大水槽

案内板の表記が、アラビア語、ウルドゥー語、英語に加えて、インドネシア語もあったのにはとても驚きました!
東南アジア以外でインドネシア語の案内を見たのは初めてです。インドネシアは世界で最もイスラム教徒が多い国なので、それだけ巡礼者が多いということですね。

空港から私が宿泊するアル・バラッド地区までは 22km ほどあります。
Uber を使ってホテルへ向かい、26 分で 82 リヤル(約 3,280 円) でした。

20:45 Al Azhar Hotel Jeddah にチェックイン

世界遺産に登録されているアル・バラッド地区のすぐ近くのホテルを取りました。

Al Azhar Hotel Jeddah の客室

Al Azhar Hotel Jeddah の外観

シングル・朝食なしで 12,269 円 でした。私が今まで宿泊したホテルの中では 2 番目に高いです。
ただ、アル・バラッド地区の近くのホテルはどこも高く、滞在が半日しかないので少し奮発しました。

中東では、同じ価格帯でもサービスが不十分なことが多いですが、こちらは値段にちゃんと質が伴っている感じで、人におすすめできるホテルでした。

Al Azhar Hotel Jeddah のフロントに並ぶ東京・ジェッダ・ロンドンの時計

フロントには、東京・ジェッダ・ロンドンの時計が並んでいました。ジェッダと日本の時差は 6 時間(日本の方が 6 時間進んでいる)です。

21:30 夜のアル・バラッド散策

ホテルに着いたら、すぐに散策を始めました。アル・バラッド地区までは 1km もない距離です。
アル・バラッドへ向かう道沿いには、見どころとなる建築が並びます。

アル・バラッドへ向かう道沿いのジャファリ・モスク

アル・バラッドへ向かう道沿いの外務省の建物

アル・バラッドまでは整備された歩道を通りましたが、このプロムナードの感じが先進国のそれという雰囲気で、久々に日本を思い出しました。

アル・バラッドへ続く夜のプロムナード

地区に入ると、こんな感じでまだ賑わいがありました。
見かけるのは基本的に中東の人か、巡礼に来たと思われるフィリピン人、インドネシア人、マレーシア人、ウズベキスタン人あたりで、欧米人や東アジアの人は皆無でした。

夜のアル・バラッドの商店街

アル・バラッド周辺のショッピングセンター

歴史地区は夜向けに建物をライトアップしている雰囲気はなく、巡礼者向けの宗教関連のお土産屋さんや、洋服屋さんなどが多かったです。

レストランもそこまで数があるわけではなさそうでした。食べ歩きなどもないので、結局のところ、夜はそこまで楽しい感じではありませんでした。

治安は良さそうで、夜でも危険を感じることはありませんでした。

22:20 Ba’eshen Seafood でディナー

たった 1 回のサウジのディナーということで、恐る恐る地元で人気のシーフードのお店に入ってみました。
食べたい魚と料理法を選んで、調理してもらうというスタイルです。

Ba’eshen Seafood の鮮魚コーナー

英語メニューなんてものはなく、一人だけ英語ができるスタッフが教えてくれました。
クーラーボックスを開いて「どれにする?」なんて聞いてきますが、味も値段も分からないので選べません。

「2,000 円くらいで食べられるものが良い」とリクエストしたところ、ブダイを選んでくれました。

Ba’eshen Seafood で選んだブダイ(沖縄のイラブチャーのような魚)

食事は上のフロアで、モスクの中のようなカーペットの上でいただきます。

Ba’eshen Seafood のカーペット席でいただく揚げ魚とサヤディヤライス

2 色のライスとタレ、ルッコラのような野菜がついています。
ライスは Sayadiyah rice(サヤディヤライス)と呼ばれるもので、クミンやターメリックなどで味付けした炊き込みご飯です。「サヤディヤ」はアラビア語で「漁師の」という意味で、その名のとおり魚料理に合わせる定番のご飯です。

ルッコラのような野菜は、魚とご飯を食べつつつまみましたが、いまいちどうやって合わせるものだったのか分かりません。魚はシンプルに揚げてあり、美味しかったです。

全部合わせて 約 2,200 円 でした。雰囲気も味わえ、久々のシーフードだったので大満足です。

サウジはクレジットカードで乗り切りたかったのですが、このお店はクレジットカードが使えなかったため、近くの ATM で現金を下ろしました。ローカルなお店に行くなら、少額の現金は用意しておく のがおすすめです。

ちなみに、サウジに来てから近代的すぎて、なんだか日本より総じて発展しているのでは?と感じていましたが、この靴置き場を見て少し安心してしまいました。

Ba’eshen Seafood の靴置き場

23:10 歴史地区からホテルへ

食後は、歩いてホテルへ戻りました。
歴史地区からホテルへ向かう途中には芝生の広場があり、23 時を過ぎても、芝生でくつろいでいる人たちがいました。

アル・バラッドからホテルへ帰る途中の芝生の広場と夜のミナレット

ライトアップされた白いミナレットとヤシの木が並ぶ景色は、昼間とはまた違った雰囲気で、夜の散歩にぴったりでした。

2 日目 9:00 アル・バラッドで朝食(ムタバク)

翌朝、またアル・バラッド地区へ来ました。

地区の入口付近に賑わっているお店があり、美味しそうなものを食べている人がいたので入りました。記事上部のマップの、レストランマークの場所です。

カウンターで注文する方式でしたが、写真も英語メニューもなく、英語も通じず何も分かりません。

人のものを指さして「これください」と言えれば良かったのですが、ただでさえ浮いている私にはそれをやる勇気がなく、よく分からないまま返事をしていたところ、本当によく分からないものがやってきてしまいました。

アル・バラッドの朝食屋さんで食べた甘いムタバク

料金は 16 リヤル(約 640 円) です。

後で調べたところ、これはムタバク(Mutabbaq)という、特にジェッダ周辺で食べられる定番の朝ごはんで、ひき肉とチーズにハチミツをかけた料理です。

おそらく甘くないものも普通にあったのですが、私が注文をミスってしまいました。
ほのかにではなくガッツリ甘く、私の注文ミスで申し訳ないですが、海外で食べた駄目だった食べ物ランキング 1 位でした(ドリンク部門は ダッカ編 で紹介したボルハニ)。

しょっぱい系だったら美味しかったと思います。後々 Google マップで見ると普通に英語メニューもあったようなので、行かれる方は私のように適当に頼まないようにしましょう。

9:30 朝のアル・バラッド散策

アル・バラッド地区の建築の特徴は、装飾が施された木製の出窓「ロウシャン(Roshan)」です。

窓の部分だけが木でできていて、一年中暑いこの地域でも、日の光を遮りながら風を通せるようになっています。格子越しに外を見られる一方で、外からは中が見えないので、女性のプライバシーを守る役割もあったそうです。

アル・バラッドの伝統的な木製の出窓ロウシャンの建物

建物の壁は、紅海で採れるサンゴ石を積み上げて造られています。アル・バラッドは 7 世紀にメッカの外港として整備された街で、こうした伝統建築が残る街並みが 2014 年に世界遺産に登録されました。

どことなく、モロッコのラバトの歴史地区に似ているような気がします。

アル・バラッドのモスクのミナレット

地区内には、Bayt Al-Matbouli Museum という中を見学できる建物がありますが、午前中はやっていないので行けませんでした。

ということで、特にぶらぶらする以外に見どころもなく、Bab Makkah という門までやって来てしまいました。

アル・バラッドの門 Bab Makkah(メッカ門)

Bab Makkah(メッカ門)は、その名のとおりメッカの方角に開いた門で、かつては港に着いた巡礼者たちがこの門をくぐってメッカへ向かったと言われています。

初日であればもう少しテンションが上がっていたかもしれませんが、イランやヨルダンへ行った後だったため少し物足りず、思いのほか早く観光を終えてしまいました。

せっかくの紅海沿いの都市なので、海を見てみたくなり、水上モスクがあるエリアまで Uber で行くことにしました。25 分で 51 リヤル(約 2,040 円) です。

12:00 水上モスク(アル・ラフマ・モスク)

空港から比較的近い海沿いに、水上モスクがあります。
モスク自体には入れませんでしたが、海がめちゃめちゃ綺麗でした!

子供の頃に世界地図を見て、紅海ってどんな感じなんだろうと不思議に思っていましたが、ついに来る日が来て、なぜか感慨深かったです。

紅海に浮かぶ水上モスク(アル・ラフマ・モスク)

アル・ラフマ・モスクは 1985 年に建てられたモスクで、海の上に柱で支えられているため、満潮時には海に浮かんでいるように見えることから「水上モスク」と呼ばれています。

海は離島のような透明度です。
肉眼で魚も見られ、昨日食べたブダイのような魚もいました。

水上モスク周辺の透き通った紅海

ちなみに紅海は、周りを砂漠に囲まれていて流れ込む川がほとんどないため、濁りが少なく透明度が高い海として知られています。

この海岸線沿いはプロムナードになっているので、車のいない道を安全に歩けます。
私はしばらく散歩しましたが、1 月でもめちゃくちゃ暑かったです。海は超綺麗なのですが……。

もう最終日ということもあり疲れていましたが、せっかくサウジに来たのに「名所っぽい写真が無さすぎる」という理由から、Uber で Jeddah のサインがあるポイントへ移動しました。8 分で 17 リヤル(約 680 円) です。

13:45 Jeddah サイン

わざわざ Uber で来るべきところか微妙ですが、それっぽい写真を撮っておきたいと思い、やってきました。

コーニッシュの JEDDAH サイン

それだけです。他には何もありません。
海は、さっきの水上モスクのあたりの方が綺麗でした。

ヤシの木が並ぶジェッダのコーニッシュ

ということで、若干リサーチ不足で撮れ高が少ないですが、空港へ向かうことにしました。30 分で 42 リヤル(約 1,680 円) です。

14:20 キング・アブドゥルアズィーズ国際空港に到着

フライトの約 2 時間前に空港に到着しました。

ジェッダの空港はめちゃくちゃ大きいです。
サイズだけでいえば中国にも同等の空港がありますが、なんだかこの空港は、無限に空間が続いている感じがします。

キング・アブドゥルアズィーズ国際空港の新ターミナル

プライオリティパスで入れる Plaza Premium Lounge

国際線のターミナルに、プライオリティパスで入れるラウンジがあったので利用しました。

Plaza Premium Lounge の料理

マスカットやアンマン、ドバイのゴージャスなラウンジとは異なり、比較的シンプルなラウンジです。日本の空港のラウンジと同じくらいのレベルだと思います。ご当地色もそこまでありませんでした。

ラウンジのサウジコーヒーとデーツ

良かったのは、サウジコーヒーとデーツです。

エジプトやトルコのコーヒーに似ていますが、マサラチャイのようなスパイスが入っていて、このパターンは初めてで美味しかったです。
サウジコーヒー(ガフワ)は、浅煎りのコーヒー豆にカルダモンなどのスパイスを加えて淹れるもので、デーツと一緒にお客さんをもてなすのがアラブの伝統だそうです。

この後、サウジアラビアの LCC「flynas」でドバイへ向かいました。ドバイでの夜の乗り継ぎ観光については、こちらの記事 で紹介しています。
ちなみに flynas は座席間隔も広く、超快適でした!

ジェッダ空港の flynas の機体

かかった費用

項目費用
Uber(空港 ⇒ ホテル)82 リヤル(約 3,280 円)
ホテル(Al Azhar Hotel Jeddah・シングル)12,269 円
ディナー(Ba’eshen Seafood)約 2,200 円
朝食(ムタバク)16 リヤル(約 640 円)
Uber(アル・バラッド ⇒ 水上モスク)51 リヤル(約 2,040 円)
Uber(水上モスク ⇒ Jeddah サイン)17 リヤル(約 680 円)
Uber(Jeddah サイン ⇒ 空港)42 リヤル(約 1,680 円)
合計約 22,800 円

まとめ

今回は、観光時間約 6 時間でジェッダを観光してきました。
サウジアラビアは 2019 年まで観光目的で入国できなかったので、念願の訪問でした。

ジェッダ観光のポイントをまとめると、以下のとおりです。

  • 空港からアル・バラッドまでは約 22km。Uber で 30 分弱、82 リヤル(約 3,280 円)
  • アル・バラッド周辺のホテルは高め(シングルで 1 万円以上)だが、歩いて散策できるので短時間の滞在なら便利
  • 基本的にはクレジットカードで払えるが、ローカルなお店は現金のみのこともある
  • アル・バラッドの夜は、ライトアップも食べ歩きもなく少し寂しめ。散策するなら博物館が開いている時間帯がおすすめ
  • 紅海を見るなら、Jeddah サインより水上モスク周辺の方が海が綺麗
  • 夜も昼も治安は良く、安心して歩けた

感想としては、世界遺産に登録されているものの、まだ外国人観光客向けのお店などが少なく、目的地として行くには物足りないという印象でした。

私はラホール、カイロ、フェズなどディープな歴史地区へ行ったことがあるため、それらと比較すると、ジェッダの歴史地区はかなり綺麗に整備されている分、ちょっと物足りない感じでした。

加えて、サウジアラビアの人はあまり外国人に興味がないようで、現地の人との交流も薄く、そこまで印象に残る場所とはなりませんでした。

ということで、すごくおすすめというわけではありませんが、「サウジへ行ってみたい」「紅海を見てみたい」という方には良い場所だと思います。

flynas は非常に使い勝手の良い LCC ですので、ヨルダンやエジプトなどに行った際は、私のように強引にトランジットで利用できないか検討してみてください(笑)

アル・バラッド地区の伝統的な建物

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この旅行で訪れた都市の記事はこちらです。

乗り継ぎや短い滞在で観光した都市のまとめは、こちらの記事 で紹介しています。

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