今回は、10 月の四川旅行の楽山大仏編をご紹介します。
前日は重慶に宿泊し、この日は 21:20 に成都から飛行機で帰る予定でした。
本来は成都だけを観光する予定でしたが、重慶でじっくり都市を観光したこともあって、郊外へ行きたくなりました。
楽山大仏について調べてみると、なんと成都から高速鉄道で 1 時間程度で行けるとのこと。そこで、朝 8:00 頃に重慶を出て、成都東駅でそのまま乗り継いで楽山へ行くプランを考えました。
中国では Google マップがうまく機能しないことが多く、観光地や移動時間に関する情報が分かりにくいことがあります。この記事が、これから楽山を訪れる方の参考になれば幸いです。
ちなみに楽山大仏は、近くの峨眉山とあわせて「峨眉山と楽山大仏」として、1996 年に世界遺産に登録されています。
楽山大仏日帰りの旅程(モデルコース)
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 7:55 | 重慶 ⇒ 成都東(高速鉄道) |
| 9:36 | 成都東 ⇒ 楽山(高速鉄道) |
| 10:28 | 楽山駅着 |
| 10:50 | 駅前のバスターミナル ⇒ 楽山大仏(路線バス) |
| 11:40 | 楽山大仏(北門)着・ランチ |
| 12:00 | 楽山大仏の頂上・凌雲寺 |
| 13:30 | 九曲桟道を下りて大仏の足元へ |
| 14:00 | 南門 |
| 15:08 | 楽山 ⇒ 成都東(高速鉄道) |
| 16:07 | 成都東着 ⇒ 成都観光 |
旅行全体の日程
| 曜日 | 旅程 | 泊 |
|---|---|---|
| 木 | 19:25 成田 ⇓(中国国際航空 434 便) 23:45 重慶 | 重慶泊 |
| 金 | 重慶観光 | 重慶泊 |
| 土 | 7:55 重慶 ⇓(高速鉄道) 8:58 成都東 9:36 成都東 ⇓(高速鉄道) 10:28 楽山 楽山観光 15:08 楽山 ⇓(高速鉄道) 16:07 成都東 成都観光 21:20 成都双流 ⇓(深圳航空 9548 便) 23:50 無錫 | 無錫泊 |
| 日 | 無錫観光 13:30 無錫 ⇓(深圳航空 675 便) 17:00 関西 |
私が訪れた場所を下記のマップにピン止めしました。参考にしてみてください。
9:36 成都東駅で楽山行きに乗り換え
重慶から成都東駅に到着し、そのまま楽山へ向かいました。
中国の駅は、出口と入口が全く違う場所にあることが多く、乗り換えに時間がかかることがあります。そのため、乗り継ぎ時間は余裕を持って 35 分ほど確保していましたが、乗り換え専用のゲート があったので、問題なく間に合いました。
鉄道のチケットは Trip.com で購入しました。乗車時にパスポートを見せるだけで、そのまま乗ることができます。昔、窓口で購入していた頃と比べると、本当に便利になりました。
料金は 1,331 円 でした。
10:28 楽山駅に到着

楽山駅から楽山大仏へは路線バス
楽山大仏までは、駅前から出ている路線バスで行くことができます。
- バス乗り場は、駅を出て右手側にあるバスターミナルのビルの後ろ側です(Google マップにおおよその位置をピン止めしています。正確な位置は百度地図で確認するのがおすすめです)
- バス乗り場に Alipay の QR コードがあり、乗車前に読み取ってアクティベートすると、楽山の市内バスに乗れるようになります
- 駅前のバスターミナルから楽山大仏までは 45 分程度でした

バスはかなり混雑していました。
バスに乗って驚いたのは、楽山が結構な都市であることです。てっきり大仏があるだけの田舎町だと思っていました。。。
乗車したのは 10:50 頃でした。
中国の路線バスを乗りこなせるようになったので、最近はよほどのとき以外はバスを使うようにしていますが、ここに関しては DiDi を使っておけば良かったかもしれません。
帰りに DiDi を使ったところ、楽山大仏から駅まで 28 分で 50 元(約 1,100 円) でした。時間を考えると全く高くない金額なので、時間に余裕のない方は DiDi がおすすめ です。
バスでは、百度地図で位置情報を見ながら、近くに着いたことを確認して降りました。手前の楽山博物館でも降りる人が一定数いるので、間違えないよう注意してください。
11:40 楽山大仏(北門)に到着・ランチ
バス停から楽山大仏の入口までは 10 分ほど歩きます。今回は北門から入って、南門から抜けるルートにしました。
インフォメーションセンターを越えたあたりに食堂がいくつかあり、麻婆豆腐を食べました。

料金は 29 元(約 638 円) です。
中国の普通の物価に慣れてしまい、29 元で観光地価格だな~と思いましたが、よく考えると何ら高くないですね。。。観光地であることを考えると、むしろ安いです。
麻婆豆腐は四川省の成都発祥の料理で、清の時代に、顔にあばた(麻)のあるおばあさん(婆)が始めたお店の豆腐料理だったことが名前の由来と言われています。本場の麻婆豆腐は、花椒の「麻(しびれる辛さ)」がしっかり効いています。
12:00 楽山大仏の登山開始
いよいよ楽山大仏の登山開始です。コースとしては、まずは大仏の上から観光する流れになります。
チケットは Trip.com で事前購入
チケットは Trip.com で購入しました。料金は 1,780 円 です。チケットは印刷せず、入口で見せるだけで入場できました。
入ってすぐに現れるのがこちらです。「佛」は「仏」の旧字体で、中国では今もこの字が使われています。ここから長い階段を上っていきます。

とはいっても、日本のこんぴらさんや山寺ほどのしんどさはありませんでした。
夏はかなり暑いかもしれませんが、階段も整備されていて、そこまできつくなかったです。
一番上に到着すると、いくつかのお寺があります。香川県の屋島に似た雰囲気を感じました。

写真の凌雲寺は、楽山大仏を造った僧侶・海通が修行していたお寺と言われています。
私はこの日のうちに成都に戻り、さらに飛行機で帰る必要があったので、それほどゆっくりはできませんでした。お寺をゆっくり回ると、それなりに時間がかかると思います。
ちなみに、上には食堂のようなものはなかったと思います。
12:20 楽山大仏の頂上から大仏の顔を見下ろす
お寺を通り越して川側までやってくると、大仏の顔を見渡せる場所に来られました。
かなりの迫力です。高さは約 71m で、耳だけでも約 7m あります。

楽山大仏は 713 年(唐の時代)に造り始められ、約 90 年かけて 803 年に完成しました。奈良の大仏の完成(752 年)と比べると、奈良の大仏の方が少し先輩になります。
大仏が見つめる先は、岷江・大渡河・青衣江の 3 つの川が合流する場所です。かつてはこの合流地点で船の事故が絶えなかったため、海通という僧侶が、仏の力で水の流れを鎮めようと造り始めたと言われています。
それにしても、本当にここまで巨大にする必要があったのか……。今でこそ観光船に乗らないと全体像は目に入りませんが、川を行き交う当時の人々には、ただならぬ迫力に見えたことでしょう。
13:30 九曲桟道を下って大仏の足元へ
やっぱり下からも見てみたくなり、降りてみることにしました。
しかし、ディズニーランドのアトラクションと言わんばかりの行列ができていました。これが全然進みません。

この大仏の横の崖に沿って造られた階段は「九曲桟道」と呼ばれ、その名のとおり九十九折りになった細い道です。
特に入場制限をしているわけでもないようですが、道が細いのと、みんな途中で写真を撮りたがるので、シンプルに進まないようです。


ここから見る川の景色は、なかなか迫力がありました。
50 分ほどかけて、足元まで到着しました。※空いていれば、そんなにはかからないと思います。
今写真を見るとどちらもすごく見えますが、私は下から見たときの方が感動しました。

14:00 楽山大仏の南門
元来た道をたどるのもつまらないので、南門という別の門から出ることにしました。
南門付近はのどかな田舎の雰囲気があり、特にこちらの橋は、ついでに来るにしてはかなり立派です。


遊覧船は団体予約で締め切りに
大仏を下から見たタイミングで、やはり川側から見るともっと良いだろうな~と思い、南門で遊覧船に乗れないか聞いたところ、記事上部のマップの船マークあたりに乗り場があると言われました。
15 分ほどかけて行ったのですが、この日は既に団体の予約で締め切っていて、個人では乗れないとのことでした。
まだ 14 時なのですが……残念です。百度地図を見ると、北門の手前にも遊覧船乗り場があるようなので、そちらからも乗れるのかもしれません。遊覧船に乗りたい方は、午前中に先に乗り場へ行く のが良いと思います。
川から眺めると、大仏の両脇を守る護法天王の像や、大仏のある山全体がまるで横たわった仏のように見える「睡仏」の姿も見られると言われています。次に来ることがあれば、船に乗りたいです。
15:08 楽山駅から高速鉄道で成都東へ
ということで、南門付近で DiDi を呼び、楽山駅まで帰りました。南門から駅までは 28 分で 50 元(約 1,100 円) でした。
帰りも Trip.com でチケットを購入し、16:07 に成都東駅に到着しました。料金は行きと同じ 1,331 円 です。
ただし、帰りの便は 立ち席(無座)しか空いていませんでした。中国の高速鉄道は週末や午後の便がすぐに埋まるので、帰りのチケットも早めに押さえておくのがおすすめです。ちなみに無座のチケットは、座席がないのに 2 等席と同じ料金です。
かかった費用
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 高速鉄道(成都東 ⇒ 楽山) | 1,331 円 |
| ランチ(麻婆豆腐) | 29 元(約 638 円) |
| 楽山大仏 入場チケット(Trip.com) | 1,780 円 |
| DiDi(南門 ⇒ 楽山駅) | 50 元(約 1,100 円) |
| 高速鉄道(楽山 ⇒ 成都東・立ち席) | 1,331 円 |
| 合計 | 約 6,180 円 |
※1 元=22 円で計算しています。重慶 ⇒ 成都東の高速鉄道と、楽山の路線バスの運賃は含みません。
まとめ
今回は、重慶から日帰りで楽山大仏を訪れる弾丸旅行をご紹介しました。私のように観光船を諦めれば、現地滞在 5 時間ほどで観光できます。
楽山大仏観光のポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 成都東から楽山へは高速鉄道で約 1 時間。成都東駅には乗り換え専用ゲートがあり、乗り継ぎもスムーズ
- 鉄道と大仏のチケットは Trip.com で事前購入しておけば、印刷も窓口での引き換えも不要
- 楽山駅から大仏へは路線バス(Alipay で乗車)で 45 分。急ぐなら DiDi で 30 分弱、50 元(約 1,100 円)
- 頂上から顔を見下ろし、九曲桟道で足元から見上げるのが定番ルート。九曲桟道は行列で 50 分かかった
- 遊覧船は団体予約で午後には締め切られることがあるので、乗りたいなら先に乗り場へ
- 帰りの高速鉄道は立ち席しか残っていなかった。成都 ⇔ 楽山は片道 1,331 円で、チケットは往復とも早めに確保を
移動をタクシーに切り替えてランチもスキップすれば、移動に 1.5 時間、大仏観光に 2.5 時間程度の、合計 4 時間で十分観光できると思います。
ただし、楽山大仏は足元から見ると全景を把握しづらいので、観光船を使えば、まったく違った視点で大仏を楽しめるはずです。次回訪れる機会があれば、観光船に乗ることを最優先にしてプランを立てたいと思います。
成都からとても行きやすい世界遺産の観光地なので、ぜひ訪れてみてください。
関連記事
この旅行で訪れた都市の記事はこちらです。
成都については、別の記事で紹介します。
