年末年始に、中東の 6 か国(アラブ首長国連邦、イラン、オマーン、クウェート、ヨルダン、サウジアラビア)を、10 泊 11 日で周遊してきました。
中東は、国ごとに入国の条件や通貨、雰囲気が大きく異なります。また、地続きでも陸路での移動は難しいことが多く、飛行機をうまくつなぐことが周遊のポイントになります。この記事では、実際に回ったルートと移動手段、各国の入国・通貨、そして各都市の見どころをまとめます。

旅程(10 泊 11 日のモデルコース)
| 日付 | 旅程 | 泊 |
|---|---|---|
| 1/3(金) | 22:20 成田 ⇒ | 機中 |
| 1/4(土) | 5:02 ドバイ着・早朝観光 ⇒ 10:50 flydubai ⇒ シーラーズ(イラン) | シーラーズ |
| 1/5(日) | シーラーズ観光・ペルセポリスとナグシェ・ロスタム | シーラーズ |
| 1/6(月) | シーラーズ観光 ⇒ 21:25 サラームエア ⇒ 23:30 マスカット(オマーン) | マスカット |
| 1/7(火) | マスカット観光 ⇒ 18:55 オマーン航空 ⇒ 20:20 クウェート | クウェート |
| 1/8(水) | 9:05 クウェート ⇒ 11:20 アンマン(ヨルダン)・アンマン観光 | アンマン |
| 1/9(木) | JETT バスでペトラへ・ペトラ遺跡・ペトラ・バイ・ナイト | ペトラ |
| 1/10(金) | チャーターで死海・ネボ山 ⇒ マダバ | マダバ |
| 1/11(土) | マダバ ⇒ アンマン観光 ⇒ 17:45 ロイヤル・ヨルダン航空 ⇒ 20:00 ジェッダ(サウジ) | ジェッダ |
| 1/12(日) | ジェッダ観光 ⇒ 16:26 flynas ⇒ 20:10 ドバイ・夜観光 | 空港ラウンジ |
| 1/13(月) | 8:20 エミレーツ航空 ⇒ 22:30 羽田 |
都市間の移動
| 区間 | 手段 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| ドバイ ⇒ シーラーズ | flydubai | 39,780 円 |
| シーラーズ ⇒ マスカット | サラームエア | 13,910 円 |
| マスカット ⇒ クウェート | オマーン航空 | 34,440 円 |
| クウェート ⇒ アンマン | ジャジーラ航空 | 16,460 円 |
| アンマン ⇒ ペトラ | JETT バス | 10 JOD(約 2,200 円) |
| ペトラ ⇒ 死海 ⇒ ネボ山 ⇒ マダバ | 車のチャーター | 130 ユーロ(約 23,400 円) |
| マダバ ⇒ アンマン | Uber | 16.44 JOD(約 3,617 円) |
| アンマン ⇒ ジェッダ | ロイヤル・ヨルダン航空 | 31,950 円 |
| ジェッダ ⇒ ドバイ | flynas | 20,720 円 |
中東の周遊は LCC をつなぐ
中東内の航空券は、6 区間で合計 約 157,260 円 でした(日本との往復は含みません)。
中東の国々の間は、陸路で国境を越えるのが難しいことが多く、基本的に飛行機での移動になります。flydubai、サラームエア、flynas などの LCC を組み合わせると、比較的安く周遊できます。
また、ドバイやクウェート、ジェッダのように、乗り継ぎの合間に 1 泊したり空港の外へ出たりすれば、1 回の旅行で訪れる国を増やせます。乗り継ぎ観光については、乗り継ぎ観光まとめ でも紹介しています。
一番良かったのはシーラーズとマスカット
6 か国を回った中で、特に良かったのは シーラーズ と マスカット です。
シーラーズは、やはり圧巻でした。ピンク・モスクやシャー・チェラーグ廟をはじめ、美しい建物だらけの街です。ちなみに、ピンク・モスク(ナスィーロル・モルク・モスク)のステンドグラスは、日の差し込み方から冬がベストと言われています。
マスカットは、見どころが多いわけではないのですが、ここにしかない景色で抜群でした。
入国・通貨・支払い
| 国 | 入国(日本のパスポート、訪問時) | 通貨・支払い |
|---|---|---|
| アラブ首長国連邦 | ビザなし。空港で無料の SIM がもらえた | ディルハム。カードが使える |
| イラン | ビザなしで驚くほど簡単に入国できた | 日本のカードは使えない。現金はドルを持ち込む |
| オマーン | ビザなし(滞在日数などの条件あり) | オマーン・リアル |
| クウェート | アライバルビザ | クウェート・ディナール。移動は Careem で現金不要だった |
| ヨルダン | 特にビザは不要で、普通に入国できた | ヨルダン・ディナール |
| サウジアラビア | 事前に e-Visa を取得。入国審査では何も聞かれなかった | リヤル。基本はカード、ローカル店は現金のみのことも |
入国の条件は変わることがあるので、出発前に必ず最新の情報を確認しておきましょう。
イランは現金を持っていく
特に注意が必要なのがイランです。日本のクレジットカードが使えないため、ドルの現金を持ち込む必要があります。また、イランのホテルは Trip.com などの一般的な予約サイトには掲載されていないので、ホテルの公式サイトなどから直接予約する必要があります。
治安
今回訪れた国は、どこも治安の不安はほとんどありませんでした。イランのシーラーズも、治安が良く非常に観光しやすい街でした。
唯一、クウェートは空港を降りたときの雰囲気が、ドバイやマスカットのような平和な感じではなく、街にもどことなくダークな雰囲気がありました(実際の治安は不明です)。
各都市の紹介
ドバイ(アラブ首長国連邦)

行きは早朝、帰りは夜に、ドバイで乗り継ぎ観光をしました。早朝はアブラ(渡し船)でドバイ・クリークの朝日を、夜はドバイモールでブルジュ・ハリファの噴水ショーを楽しめます。
シーラーズ・ペルセポリス(イラン)

ピンク・モスクや鏡のモザイクのシャー・チェラーグ廟など、美しいイスラム建築が残る古都です。治安が良く、観光地化されすぎておらず、イランの人も親切で、とても楽しめました。郊外のペルセポリスとナグシェ・ロスタムには、タクシーで半日で行けます。
マスカット(オマーン)

アラビアンナイトのような雰囲気が残るマトラ地区を中心に、1 日で回りました。唯一無二の絶景で、何時間でもいたいと思える場所でした。
クウェート

滞在 10 時間、観光 2 時間ほどの超弾丸で、夜のスークとクウェートタワーを回りました。観光客はほとんどおらず、独特の空気感がある国でした。
アンマン(ヨルダン)

ヨルダンの首都で、アンマン城塞やローマ劇場などの遺跡が街の中に残っています。治安が良く、中東らしい街並みを安心して歩けます。ペトラへの拠点にもなります。
ペトラ遺跡(ヨルダン)

アンマンから JETT バスで向かい、1 日でエル・ハズネ、修道院、王家の墓を回り、夜はペトラ・バイ・ナイトも楽しみました。ペトラは広いので、計画を立てて 1 日で回り切るのがおすすめです。
死海・ネボ山(ヨルダン)

ペトラからマダバへの移動の途中に、チャーターで死海とネボ山に寄りました。死海は沈もうとしても沈めないほど体が浮く、不思議な体験でした。
マダバ(ヨルダン)

ビザンチン時代のモザイクが多く残る「モザイクの街」です。聖ジョージ教会のマダバ地図が見どころです。
ジェッダ(サウジアラビア)

2019 年に観光目的での入国が解禁されたサウジアラビアの港町です。世界遺産のアル・バラッド地区と、紅海の水上モスクを回りました。
まとめ
- アラブ首長国連邦、イラン、オマーン、クウェート、ヨルダン、サウジアラビアの 6 か国を、10 泊 11 日で周遊できた
- 特に良かったのはシーラーズとマスカット。シーラーズは美しい建物だらけで圧巻、マスカットは唯一無二の景色
- 中東の周遊は、LCC をつないで飛行機で移動するのが基本。乗り継ぎの合間に空港の外へ出ると、訪れる国を増やせる
- 入国の条件は国ごとに異なる。クウェートはアライバルビザ、サウジアラビアは事前に e-Visa を取得した。出発前に最新の情報を確認する
- 中東内の航空券は 6 区間で約 157,260 円。LCC をつないで移動した
- イランは日本のカードが使えないので、ドルの現金を持ち込む。ホテルも一般的な予約サイトには載っていない
- 全体を通して、治安の不安はほとんどなかった
国ごとに全く違う文化や景色を味わえる、とても濃い旅でした。中東を周遊する方は、ぜひ参考にしてみてください。
