今回は、済南から高速鉄道で青島(チンタオ)に入り、夕方から夜だけで観光したときの記録をお届けします。
青島は、日本では青島ビールで有名な港町です。ちなみに、1898 年から 1914 年まではドイツの租借地だったため、旧市街には赤い屋根の洋館や教会が残っていて、中国にいながらヨーロッパのような街並みを楽しめます。青島ビールも、このドイツ統治時代の 1903 年に創業しました。
到着は 16 時頃、翌朝は始発の地下鉄で空港へ向かったので、観光できたのは実質 7 時間ほどです。それでも、夕日、旧市街、夜景、夜市と、青島の見どころをひととおり楽しめました。短い時間で青島を回りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

旅程(モデルコース)
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 13:44 | 済南西 ⇒ 青島駅(高速鉄道、15:50 着) |
| 16:05 | 壹心ホテルにチェックイン |
| 16:15 | 桟橋で夕日 |
| 16:45 | 小魚山公園 |
| 17:00 | 小魚山 ⇒ 八大関(DiDi) |
| 17:35 | 中山公園駅 ⇒ 五四広場駅(地下鉄) |
| 17:45 | 青島ビール本社ビル・オリンピックセーリングセンター |
| 18:15 | 五四MALL のフードコートで夕食と青島ビール |
| 18:45 | 五四広場のライトアップショー |
| 19:02 | 五四広場駅 ⇒ 青島駅(地下鉄) |
| 19:50 | 中山路・聖ミカエル大聖堂 |
| 20:44 | 青島駅 ⇒ 台東駅(地下鉄) |
| 21:05 | 台東の歩行街で夜市の食べ歩き |
| 23:05 | 夜の桟橋 |
| 翌朝 5:50 | 始発の地下鉄で青島膠東国際空港へ |
済南の観光については、こちらの記事 で紹介しています。
料金は 1 元=22 円で計算しています。
15:50 青島駅に到着
済南西駅を 13:44 に出発する高速鉄道(G2061)に乗り、15:50 に青島駅に到着しました。料金は 3,723 円 です。
青島駅は旧市街のすぐそばにあり、海沿いの桟橋までも歩いてすぐです。半日だけの観光なら、青島駅周辺に泊まると効率よく回れます。
16:05 壹心ホテルにチェックイン
ホテルは、「壹心ホテル(青島桟橋鉄道駅地下鉄出口)」に泊まりました。1 泊 2,853 円 です。
その名のとおり、地下鉄の駅の出口のすぐそばで、青島駅からも桟橋の海からも近く、立地は最高でした。荷物を置いてすぐに海へ夕日を見に行けて、翌朝も始発の地下鉄にすぐ乗れます。


ホテルのエリア選び
| エリア | 特徴 |
|---|---|
| 青島駅・桟橋周辺 | 高速鉄道の駅に近く、桟橋・中山路・小魚山へ歩いて行ける。短時間の観光に最適 |
| 五四広場周辺 | 新市街の中心。夜景はきれいだが、旧市街へは地下鉄で 20 分ほど |
| 台東周辺 | 夜市が近く、食べ歩きに便利。観光地へは地下鉄で移動が必要 |
今回のように到着日の夕方から観光して、翌朝早く空港へ向かう場合は、青島駅周辺が便利です。地下鉄 1 号線の青島駅から、乗り換え 1 回で空港まで行けます。予約するときは、外国人の口コミも確認しておきましょう。
16:15 桟橋で夕日
ホテルに荷物を置いて、すぐに海沿いの桟橋(ジャンチャオ)へ向かいました。ちょうど夕日が沈み始める時間で、海に向かって延びる桟橋の先に夕日が見えました。

桟橋は、清朝末期の 1892 年に軍用の桟橋として造られたのが始まりと言われる、青島のシンボルです。先端にある八角形の楼閣「回瀾閣」は、青島ビールのラベルにも描かれています。

海沿いは遊歩道がとてもきれいに整備されていて、どこか少し日本っぽい雰囲気もありました。
11 月下旬の青島は、16 時半過ぎには日が沈みます。夕日を見たい方は、16 時過ぎには海沿いに着いておくのがおすすめです。
16:45 小魚山公園
桟橋から東へ移動して、小魚山公園に登りました。

小魚山は、旧市街を見渡せる小高い丘です。頂上からは、赤い屋根の洋館が緑の中に建ち並ぶ景色が広がっていて、まさにヨーロッパのような街並みです。青島の街並みは「紅瓦緑樹、碧海藍天(赤い瓦と緑の木、青い海と空)」と表現されることもあるそうです。
反対側には、弧を描く砂浜と海が見えます。

17:00 DiDi で八大関へ
小魚山から八大関エリアへは、DiDi で移動しました。料金は 12 元(約 264 円) です。

八大関は、ドイツ統治時代からの洋風の別荘が建ち並ぶエリアです。通りの名前に万里の長城の 8 つの関所の名前が付けられていることから、この名前で呼ばれていると言われています。着いた頃には、もう日が暮れかけていました。
ただ、暗くなってからの八大関は、特に面白いものはありませんでした。洋風の別荘の街並みを楽しむエリアなので、行くなら明るい昼間がおすすめ です。
17:35 地下鉄で五四広場へ
中山公園駅から地下鉄に乗って、五四広場駅へ向かいました。料金は 2 元(約 44 円) です。
五四広場の周りは、新市街の中心です。近くには、青島ビールの看板を掲げた高層ビルもありました。

海沿いには、オリンピックセーリングセンターがあります。2008 年の北京オリンピックでは、セーリング競技がここ青島で行われました。

18:15 五四MALL のフードコートで夕食
夕食は、五四広場の近くにある五四MALL の美食広場(フードコート)で食べました。

赵记猪肘卤肉饭(五四MALL店)で、ホタテのあんかけチャーハンを注文しました。28 元(約 616 円) です。

青島ビールは量り売りで
フードコートには、青島ビールのサーバーがずらりと並んだお店があり、何種類ものビールを量り売りで楽しめます。


私は「青島原漿」を選びました。原漿は、ろ過や熱処理をしていない生ビールのことで、20 元(約 440 円) です。
18:45 五四広場のライトアップショー
夕食の後は、五四広場へ。広場のシンボルの赤い巨大なオブジェは「五月の風」と呼ばれています。

五四広場の名前は、1919 年の五四運動に由来します。第一次世界大戦後、ドイツが持っていた青島の権益が中国に返されなかったことが、この運動のきっかけになったと言われています。
夜は、周りの高層ビル群を使ったライトアップショーが行われていて、それを見てきました。高層ビルが一斉に色とりどりの光で埋め尽くされます。

19:50 中山路・聖ミカエル大聖堂
地下鉄で青島駅に戻りました。料金は 3 元(約 66 円) です。
途中で、中国で人気のお茶のチェーン「HEYTEA(喜茶)」でドリンクを買いました。20.15 元(約 443 円) です。HEYTEA は私のお気に入りのお店です。

青島駅の近くの中山路は、ドイツ統治時代からの古い洋館が残る、旧市街のメインストリートです。夜は洋館がライトアップされています。

中山路の先には、聖ミカエル大聖堂(天主教堂)があります。2 本の尖塔がそびえるこの大聖堂は、1934 年に完成したと言われています。実際に見てみると、予想以上にヨーロッパっぽい建物でした。

お土産屋さんには、青島の街並みや青島ビールをモチーフにしたマグネットが並んでいました。

近くには、青島ビールのセルフサーバーが並んだお店や、創業年の「1903」を掲げた青島ビールのお店もありました。


21:05 台東の歩行街で夜市の食べ歩き
実は最初、夜市は教会や中山路の近くにあると思い込んでいて、そのあたりを歩いてみました。ところが、意外とそこまで賑わっていません。青島ほどの都市でそんなはずはないと思って調べてみると、賑わっている夜市は、地下鉄で移動した先の台東エリアにありました。
青島で夜市を楽しみたい方は、旧市街ではなく台東へ向かいましょう。
地下鉄で青島駅から台東駅へ移動しました。料金は 2 元(約 44 円) です。
台東の歩行街は、地元の人で賑わう繁華街です。夜は屋台がずらりと並び、夜市の食べ歩きを楽しめます。
結論から言うと、ここ台東の夜市は、これまで行った中国の夜市の中で一番良かった です。

東北鍋包肉と拇指生煎包
まずは、「东北锅包肉 拇指生煎包」のお店で、親指サイズの小さな焼き小籠包などを買いました。20 元(約 440 円) です。

スイーツ
続いて、白玉の入ったスイーツを食べました。12 元(約 264 円) です。

避風塘の香辣蟹と皮皮蝦
「棋盘格」というお店で、避風塘(ビーフォンタン)風の香辣蟹と皮皮蝦(シャコ)を買いました。28 元(約 616 円) です。避風塘は、揚げたニンニクと唐辛子をたっぷり使った、香港発祥の調理法です。


ヒトデ
最後に、青島の夜市名物のヒトデを食べてみました。35 元(約 770 円) です。

ヒトデは、腕の部分を割って、中の卵を食べるのが一般的と言われています。
23:05 夜の桟橋
地下鉄で青島駅周辺に戻り、夜の桟橋に寄ってからホテルへ戻りました。料金は 2 元(約 44 円) です。
ライトアップされた回瀾閣は、夕方とはまた違った雰囲気でした。

翌朝 5:50 始発の地下鉄で空港へ
翌朝は、青島駅から地下鉄 1 号線の始発(5:50)に乗り、青島膠東国際空港へ向かいました。料金は 7 元(約 154 円) です。

青島膠東国際空港は市内からかなり離れていますが、地下鉄で行けるので、早朝の便でも安心です。

かかった費用
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| DiDi(小魚山 ⇒ 八大関) | 12 元(約 264 円) |
| 地下鉄(中山公園 ⇒ 五四広場) | 2 元(約 44 円) |
| 夕食(赵记猪肘卤肉饭) | 28 元(約 616 円) |
| 青島原漿(ビール) | 20 元(約 440 円) |
| 地下鉄(五四広場 ⇒ 青島駅) | 3 元(約 66 円) |
| HEYTEA のドリンク | 20.15 元(約 443 円) |
| 地下鉄(青島駅 ⇒ 台東) | 2 元(約 44 円) |
| 东北锅包肉・拇指生煎包 | 20 元(約 440 円) |
| スイーツ | 12 元(約 264 円) |
| 避風塘の香辣蟹と皮皮蝦 | 28 元(約 616 円) |
| ヒトデ | 35 元(約 770 円) |
| 地下鉄(台東 ⇒ 青島駅周辺) | 2 元(約 44 円) |
| 地下鉄(青島駅 ⇒ 青島膠東国際空港) | 7 元(約 154 円) |
| 高速鉄道(済南西 ⇒ 青島) | 3,723 円 |
| 壹心ホテル(1 泊) | 2,853 円 |
| 合計 | 約 10,781 円 |
※1 元=22 円で計算しています。
まとめ
今回は、夕方から夜だけで回る青島の半日観光モデルコースをご紹介しました。
- 八大関は夜だと特に面白いものはない。行くなら昼間がおすすめ
- 青島駅・桟橋周辺に泊まると、桟橋、小魚山、中山路に歩いて行けて効率が良い。壹心ホテル(青島桟橋鉄道駅地下鉄出口)は 1 泊 2,853 円で、海からも駅からも近く最高だった
- 11 月下旬は 16 時半過ぎに日が沈むので、桟橋の夕日は 16 時過ぎに合わせる
- 小魚山からは、ドイツ統治時代の赤い屋根の街並みを一望できる
- 地下鉄は 1 回 2〜3 元と安く、五四広場や台東への移動に便利
- 台東の夜市は、これまで行った中国の夜市で一番良かった。教会や中山路の周辺ではなく、地下鉄で台東へ向かうのが正解
- 五四MALL のフードコートで青島ビールを量り売りで飲める
- 海沿いはとてもきれいに整備されていて、少し日本っぽい雰囲気もある。聖ミカエル大聖堂は予想以上にヨーロッパっぽい
- 早朝の便でも、地下鉄 1 号線の始発(5:50)で空港へ行ける
短い時間でも、夕日、ヨーロッパのような旧市街、夜景、夜市と、青島らしい景色と食をひととおり楽しめました。
正直なところ、青島だけだと少し物足りない可能性もありますが、泉の街・済南と組み合わせると、とても良い旅行になると思います。ぜひ済南とセットで訪れてみてください!
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