今回は、新疆旅行の帰りに、上海浦東空港での 21 時間の乗り継ぎを使って、上海を観光したときの記録をお届けします。
夜に着いて、翌日の夕方の便で帰国する日程です。夜は外灘(バンド)の夜景を見に行き、翌朝は上海郊外の水郷の古鎮・朱家角(しゅかかく)まで足を延ばしました。
ただ、今回の上海は失敗の多い乗り継ぎでした。空港からの移動手段の選択ミスや、夜景の終了時間、夜の豫園など、これから上海で乗り継ぎ観光をする方が同じ失敗をしないよう、正直に紹介します。
ちなみに、朱家角は 1,700 年以上の歴史があると言われる水郷の町で、「上海のベネチア」とも呼ばれています。

旅程(モデルコース)
1 日目(夜着)
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 19:55 | カシュガルから上海浦東国際空港に到着 |
| 20:30 | 地下鉄で市内へ(リニアに乗るべきだった) |
| 21:40 | 南京東路 |
| 21:57 | 華敏青旅にチェックイン |
| 22:28 | 豫園のフードコートで夕食 |
| 22:42 | 夜の豫園 |
| 22:55 | 外灘(23 時に夜景が消灯) |
| 23:10 | 南京東路を歩いてホテルへ |
2 日目
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 6:30 | 朝の外灘 |
| 7:05 | 朝ごはん(豆乳と粢饭糕) |
| 8:26 | 地下鉄 17 号線で朱家角へ |
| 8:50 | 船で朱家角の古鎮へ |
| 9:30 | 朱家角を散策・ちまき |
| 11:05 | 猫カフェ |
| 12:00 | 肉まんと河南の烩麺 |
| 12:35 | 地下鉄で市内へ |
| 14:10 | 昼の豫園 |
| 15:10 | リニアで浦東空港へ |
| 17:15 | 上海浦東 ⇒ 羽田(21:20 着) |
カシュガルまでの新疆旅行については、カシュガルの記事 などで紹介しています。
料金は 1 元=22 円で計算しています。
19:55 上海浦東国際空港に到着
カシュガルから中国東方航空の便で、19:55 に上海浦東国際空港に到着しました。
空港からはリニアに乗るべきだった
浦東空港から市内へは、本来は リニアモーターカー(上海トランスラピッド) に乗るべきでした。しかし、私は地下鉄に乗ってしまい、市内に着くまでにとても時間がかかりました。

原因は、スマホの充電が切れかけていたことです。中国の国内線には、CCC 認証のない日本のモバイルバッテリーを持ち込めないことがあり、私も持ち込めませんでした。上海の空港にも充電できる場所が見つからず、空港でちゃんとルートを調べられなかったため、なんとなく地下鉄に乗ってしまいました。乗り継ぎの時間が限られている中で、大幅なロスでした。
上海のリニアは、最高時速 300km 以上で走る、世界初の商業運行のリニアモーターカーと言われています。浦東空港から地下鉄 2 号線の龍陽路駅まで、10 分もかからずに着きます。

中国の国内線で上海に入る場合は、モバイルバッテリーが使えない前提で、空港からのルートを事前に調べておく のがおすすめです。
21:40 南京東路
地下鉄でようやく市内に着き、上海一の繁華街・南京東路に出ました。夜はネオンが輝いていて、多くの人で賑わっていました。

21:57 華敏青旅にチェックイン
ホテルは、南京東路の裏にある「華敏青旅」に泊まりました。1 泊 4,296 円 です。

南京東路のすぐ裏で、外灘まで歩いて行ける立地が良く、コスパも良かったです。
22:28 豫園のフードコートで夕食
夜もライトアップが綺麗だろうと思って、豫園へ向かいました。
豫園の近くのフードコートは遅くまで営業していて、小籠包、臭豆腐、牛乳プリンを食べました。


| 料理 | 料金 |
|---|---|
| 小籠包 | 35 元(約 770 円) |
| 臭豆腐 | 8 元(約 176 円) |
| 牛乳プリン | 22 元(約 484 円) |
遅くまで開いていて助かりましたが、正直なところ、味はいまいちでした。
22:42 夜の豫園はおすすめしない
豫園は、明の時代に造られた庭園と、その周りに広がる商業エリアです。

ただ、夜の豫園に行ったのはミスでした。この時間はほとんどのお店が閉まっていて、ライトアップも特にありませんでした。豫園は昼間に行く のがおすすめです。
22:55 外灘の夜景は 23 時に消える
豫園から歩いて、外灘(バンド)へ向かいました。外灘は、黄浦江沿いに、租界時代の西洋建築が建ち並ぶエリアです。川の向こうには、東方明珠タワーや上海タワーなど、浦東の高層ビル群が見えます。

ところが、着いてすぐに、夜景のライトアップが消えてしまいました。外灘の夜景は、意外と 23 時には終わってしまう ので気を付けてください。

夜景を見たい方は、遅くとも 22 時半頃には外灘に着いておきましょう。
2 日目 6:30 朝の外灘
翌朝は、早起きしてもう一度外灘へ行きました。朝の外灘は人が少なく、ゆっくり景色を楽しめました。

外灘には、租界時代の西洋建築が並んでいます。

外灘を代表する建物のひとつ、和平飯店(ピースホテル)です。1929 年に建てられたと言われています。

7:05 朝ごはん(豆乳と粢饭糕)
朝ごはんは、ローカルなお店で、豆乳と粢饭糕(ズーファンガオ)を買いました。2 つで 5 元(約 110 円) です。粢饭糕は、もち米を固めて揚げた、上海の朝ごはんの定番です。


8:50 船で朱家角へ
地下鉄 17 号線に乗って、朱家角へ向かいました。駅の近くから船に乗って、運河を通って古鎮の中心へ向かいます。
朱家角は虹橋空港側。浦東空港からは逆方向
朱家角は上海の西の郊外にあり、南京東路からは地下鉄で 1 時間ほどと、それなりに時間がかかります。しかも、浦東空港とは市内を挟んで 逆方向 です。今回のように浦東空港で乗り継ぐ場合は、往復の移動時間に余裕を見ておきましょう。
逆に、虹橋空港や虹橋駅からは地下鉄 17 号線 1 本で近いので、虹橋を利用する方には非常におすすめ です。 船は 39.52 元(約 869 円) です。

船からは、石橋や運河沿いの古い家並みを眺められます。



朱家角のシンボルが、5 つのアーチが連なる放生橋です。明の時代に架けられた、上海最大級の石橋と言われています。


9:30 朱家角を散策
船を降りて、古鎮を散策しました。

朱家角は、道が迷路のように狭く入り組んでいて、とても没入感があります。
これまで杭州、蘇州、無錫、済南と、水郷系の街にはいろいろ行きましたが、朱家角が一番良かった です。
正直、朱家角という名前は聞いたことがなかったので、小さな観光地かと思っていました。ところが実際は、かなり広い範囲に古い町並みが広がっていて驚きました。「上海のベネチア」と呼ばれることもありますが、私が行った中では、まさに「中国のベネチア」というイメージに一番近い場所です。
外国人観光客も多く、中国にしては比較的英語も通じるように感じました。
まずは、テイクアウトでタロイモラテを買いました。36 元(約 792 円) です。

朱家角の名物のちまきも、2 つ買いました。10 元(約 220 円) です。


運河沿いの道には、木々が茂っていて気持ちが良いです。

屋根付きの橋や、運河を行き交う小舟など、どこを切り取っても絵になります。




白壁と黒い瓦屋根の家並みが、運河沿いにずっと続いています。

11:05 猫カフェ
運河沿いの猫カフェに入りました。お店の前に大量の猫がいて、ついつい入ってしまいました。58 元(約 1,276 円) です。
お店のおじさんは英語は通じませんでしたが、とても良い人でした。

窓からは運河が見えて、窓辺で猫がくつろいでいました。

おやつをあげると、猫が立ち上がってくれました。

12:00 肉まんと河南の烩麺
朱家角からの帰りに、古鎮の外のお店で肉まんを買いました。3 元(約 66 円) です。これが非常に美味しかったです。

続けて、河南料理のお店で烩麺(ホイミェン)を食べました。15 元(約 330 円) です。烩麺は、羊のスープに平たい手延べ麺を入れた、河南省の名物です。四川料理などが好きな私からすると、あっさりした味でした。

14:10 昼の豫園
市内に戻って、もう一度豫園へ行きました。昼の豫園は、お店も開いていて、多くの観光客で賑わっていました。


15:10 リニアで浦東空港へ
最後は、行きの反省を生かして、リニアで浦東空港へ向かいました。
その後、17:15 発の便で羽田へ帰りました。
かかった費用
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 小籠包 | 35 元(約 770 円) |
| 臭豆腐 | 8 元(約 176 円) |
| 牛乳プリン | 22 元(約 484 円) |
| 豆乳と粢饭糕 | 5 元(約 110 円) |
| 朱家角までの船 | 39.52 元(約 869 円) |
| タロイモラテ | 36 元(約 792 円) |
| ちまき 2 つ | 10 元(約 220 円) |
| 猫カフェ | 58 元(約 1,276 円) |
| 肉まん | 3 元(約 66 円) |
| 河南の烩麺 | 15 元(約 330 円) |
| 華敏青旅(1 泊) | 4,296 円 |
| 合計 | 約 9,389 円 |
※1 元=22 円で計算しています。地下鉄・リニアの料金は含みません。
まとめ
今回は、上海浦東空港での 21 時間の乗り継ぎで回った、上海と朱家角のモデルコースをご紹介しました。
- 浦東空港から市内へは、地下鉄ではなくリニアに乗るべき。地下鉄はとても時間がかかる
- ホテルは南京東路の裏の華敏青旅(1 泊 4,296 円)。外灘まで歩けて、立地もコスパも良い
- 中国の国内線では日本のモバイルバッテリーを持ち込めないことがある。上海の空港にも充電できる場所がなかったので、ルートは事前に調べておく
- 外灘の夜景は 23 時に消える。遅くとも 22 時半頃には着いておく
- 夜の豫園は、お店もほとんど閉まっていてライトアップもない。豫園は昼に行く
- 豫園の近くのフードコートは遅くまで開いているが、味はいまいち
- 朱家角は、地下鉄と船で行ける水郷の古鎮。南京東路からはそれなりに時間がかかり、浦東空港とは逆方向。虹橋を利用するなら非常におすすめ。迷路のような狭い道で没入感があり、これまで行った水郷の中で一番良かった
- 聞いたことがなく小さな観光地かと思いきや、かなり広い範囲に町並みが広がっている。「中国のベネチア」のイメージに一番近い
- 外国人観光客も多く、中国にしては比較的英語が通じる
- 朱家角の帰りに寄った肉まん屋さんが非常に美味しい
失敗の多い乗り継ぎでしたが、その分、注意点はたくさん分かりました。
私は以前にも上海に行ったことがあったので、今回は郊外の朱家角まで足を延ばしました。上海の中心部はもう行ったことがあって、どこか別の場所へ行きたい方 には、朱家角は特におすすめです。上海で乗り継ぎがある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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