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【香格里拉(シャングリラ)】麗江から日帰り観光モデルコース。松賛林寺・独克宗古城と高速鉄道の乗り方

麗江から高速鉄道で香格里拉へ向かい、チベット仏教寺院の松賛林寺、ナパ海の草原、ホテルインディゴのカフェ、独克宗古城と大仏寺の巨大マニ車を巡る、7 時間の日帰り観光モデルコースです。Trip.com での鉄道チケットの買い方、駅からの移動手段と料金、高山病の注意点もまとめています。

今回は、麗江から香格里拉(シャングリラ)へ日帰り観光に行ったときの記録をお届けします。

中国は観光地の情報が少なく、私自身、シャングリラ観光にどのくらい時間を取れば良いか非常に迷いました。
結論から言うと、6〜7 時間あれば主要なスポットは十分に回れます。麗江から日帰りで行く方も多いと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに「シャングリラ」は、1933 年のイギリスの小説『失われた地平線』に登場する、ヒマラヤの奥地の理想郷の名前です。もともとこの街は「中甸(ジョンディエン)」という名前でしたが、小説の理想郷のモデルだとして、2001 年に「香格里拉」へと改名されました。

香格里拉日帰り観光の旅程(モデルコース)

時刻場所
7:40麗江古城のホテルを出発 ⇒ バスで麗江駅へ
9:41麗江駅 ⇒ 香格里拉駅(高速鉄道)
11:24香格里拉駅着 ⇒ タクシーで松賛林寺へ
12:00松賛林寺の近くでランチ
12:50松賛林寺
14:15ナパ海(納帕海)
15:00ホテルインディゴのカフェ
15:20独克宗古城・大仏寺
16:30香城珈琲
18:00北門のバス停 ⇒ 香格里拉駅
18:50香格里拉駅 ⇒ 麗江駅(高速鉄道)
20:40麗江古城着

私が訪れたスポットを下記の地図にまとめました。
中国では Google マップの位置情報が正確ではないため、おおよその位置を記しています。現地で検索する際は、百度地図(バイドゥマップ)というアプリをインストールして検索するのがおすすめです。

9:41 麗江駅から高速鉄道で香格里拉へ

麗江駅 9:41 発の高速鉄道で、香格里拉へ向かいました。

鉄道チケットは Trip.com で買うのが楽

チケットは、下記のページから Trip.com で購入できます。窓口での引き換えは不要で、パスポートを提示するだけでそのまま乗車できる ので、非常に便利です。

列車 PR麗江 ⇒ 香格里拉
Trip.com で列車を検索する

料金は片道 1,760 円 でした。

麗江と香格里拉を結ぶ高速鉄道は 2023 年に開通したばかりで、それまではバスで 4 時間ほどかかっていた道のりが、2 時間弱で行けるようになりました。日帰り観光がしやすくなったのは、この鉄道のおかげです。

何時の電車に乗るべき?

1 本前の 8:05 発で行った方が良いか宿の人に相談しましたが、麗江古城エリアから駅まで 40 分程度かかるので早すぎる、という話になり、9:41 発にしました。

麗江駅のホームと高速鉄道

結果、朝 7:40 頃にホテルを出て、軽く散策してからバスで駅に向かっても十分余裕があったので、この時間で良かったと思っています。

高速鉄道の車窓から見えた玉龍雪山

この日は車窓から玉龍雪山が綺麗に見えました。玉龍雪山は標高 5,596m の、麗江のシンボルとなっている雪山です。

麗江古城でよく見かけるヨーグルト

写真のヨーグルトは、麗江古城の中でよく見かけます。

11:24 香格里拉駅に到着

1 時間 40 分程度で香格里拉に到着です。
駅に着くと、高地特有の青空でとてもテンションが上がりました。

青空の下の香格里拉駅

一気に異世界へ来た気分です。
というのも、なんと麗江駅が標高約 2,400m なのに対し、香格里拉は約 3,300m。鉄道に乗っていたので全く気づきませんでしたが、富士山の 8 合目くらいの高地に来ていました。

高山病の対策として、急いで動かず、階段などはゆっくり上る のがおすすめです。

駅からの移動はタクシーか DiDi

私が見た情報では観光バスがあるとのことでしたが、私が行ったときはバスが全くいませんでした。
降りたときにいた中国人は団体用のバスに消えていき、完全に取り残されてしまいました。

帰りは路線バスで駅まで戻ってきたので、路線バスはあるのですが、時間帯によるようです。
この時点ではバスがあるのか分からなかったので、大人しく駅で客待ちしていたタクシーで、最初の目的地「松賛林寺」へ向かいました。料金は 30 元(約 660 円) です。

帰りに乗った路線バスのバス停

12:00 松賛林寺の近くでランチ

松賛林寺の駐車場の近くのお店でランチをしました。
麗江で雲南料理は十分堪能したので、今回は蘭州ラーメン系のお店に入りました。

焼き麺とバターティーを頼みました。

松賛林寺近くのお店の焼き麺

焼き麺は 23 元(約 506 円) です。

チベットのバターティー(酥油茶)

バターティーは 25 元(約 550 円) です。モンゴルのお茶を想像していましたが、甘みがあって美味しかったです。

バターティー(酥油茶)は、お茶にヤクのバターと塩を混ぜたチベットの伝統的な飲み物です。高地で不足しがちなカロリーと塩分を補えるので、チベットの人々にとって欠かせない一杯だそうです。

12:50 松賛林寺

ここから松賛林寺に入ります。入場料は 60 元(約 1,320 円) です。

松賛林寺は、1679 年に建てられた雲南省で最大のチベット仏教寺院です。ラサのポタラ宮に似た姿から、「小ポタラ宮」とも呼ばれています。

チベット自治区のラサは、外国人はガイドの同行や許可証が必要でハードルが高いので、松賛林寺は、実質中国で最も気軽に行ける本格的なチベット仏教寺院なのかと思います。

松賛林寺の入口

お寺へは、入口からバスに乗って向かいます。バス代はチケット代に含まれています。

松賛林寺へ続く階段

バスを降りたら、こちらの階段を上っていきます。
階段自体はそれほど大したことはないのですが、高地なのでゆっくり上る必要があります。酸素ボンベを吸っている人もたくさんいました。

上まで上がると、カラフルな旗(タルチョー)がなびく、美しいお寺に到着します。

松賛林寺の門

タルチョーがなびく松賛林寺の本堂

青い空とのコントラストが本当に綺麗でした!

タルチョーには経文が印刷されていて、風になびくたびに祈りが世界に広がると考えられています。青・白・赤・緑・黄の 5 色は、それぞれ空・風・火・水・大地を表しているそうです。

青空の下の松賛林寺の全景

お寺の観光を終え、来たときと同じようにバスで入口まで戻りました。

この後、本当はもう一つの名所である「独克宗古城」エリアへ行きたかったのですが、時間が余ってしまうような気がしたので、急遽ナパ海(納帕海)という草原に行くことにしました。

14:15 ナパ海(納帕海)

正直情報が少なく、どう観光すれば良いか分かりませんでしたが、とりあえず DiDi でビジターセンターのようなところへやってきました。
松賛林寺から DiDi で 2.5km ほど、31 元(約 680 円) でした。

駅の近くなので、帰りに寄るパターンでも良いかもしれません。中国の団体のバスが大量にいました。

ナパ海のタルチョーとヤク

ナパ海(納帕海)の草原

本来の観光の仕方としては、この入口(記事上部のマップの納帕海景区付近)から、ツアーでもっと綺麗な場所に行けるようです。ただ、ツアー料金が非常に高かったので、入口付近をぶらぶらするだけにしました。

このあたり一帯は馬やヤクなどが放し飼いにされていて、モンゴルのような風景を見ることができます。

ナパ海は「海」という名前ですが、実は季節によって姿を変える湖です。雨季の夏から秋にかけては水が溜まって湖になり、乾季には一面の草原になると言われています。

ここだけ来て帰る人はほぼいないと思いますが、それほど遠くないので、時間があればぜひ訪れてみてください。

15:00 ホテルインディゴのカフェ

その後、DiDi で Hotel Indigo というホテルのカフェへ行きました。料金は 30 元(約 660 円) です。

このホテルのカフェからの景色がとても良く、正面に丘の上の大仏寺を見渡せます。

ホテルインディゴのカフェから見た大仏寺

ホテルインディゴのカフェラテ

カフェラテは 28 元(約 616 円) です。

カフェで一休みしたら、いよいよ独克宗古城の散策です。このホテルからは歩いて行けます。
私はホテルの人に道を教えてもらいました。雲南の人は中国の中でも親切で、親身になって教えてくれます。

15:20 独克宗古城と大仏寺

独克宗古城は、香格里拉の歴史地区です。
「独克宗」はチベット語で「月の城」を意味し、月のように輝く町として名を知られていたそうです。

独克宗古城の街並み

独克宗古城の広場と仏塔

独克宗古城は 1,300 年以上の歴史を持つ古い街で、かつてはお茶と馬を交換する交易路「茶馬古道」の要所として栄えました。2014 年の大火災で古い街並みの多くが焼けてしまいましたが、その後に再建されています。

古城は麗江ほどの規模ではないものの、広場などが点在していて、散策するのにそれなりに時間がかかります。

メインの見どころは、丘の上にある大仏寺(大佛寺)です。

独克宗古城の丘の上の大仏寺

丘の上にあるお寺で、無料で登ることができます。
料金はかかりませんが、入口でスマホで何か登録が必要でした。私は分からなかったので、スタッフの方に通してもらいました。

大仏寺から見下ろす独克宗古城

大仏寺の巨大なマニ車

丘の上には巨大なマニ車があり、大勢の人が入れ替わりながら、基本的にずっと回り続けています。

マニ車は、中に経文が納められた筒で、1 回まわすとお経を 1 回読んだのと同じ功徳があるとされています。ここのマニ車は高さ 20m を超える、世界最大級のマニ車と言われています。

16:30 香城珈琲

旧市街の北門の近くに、「香城珈琲」というおしゃれなコーヒー屋さんがありました。百度地図で検索すると出てきます。記事上部のマップでは、珈琲マークでピン止めしています。

独克宗古城の香城珈琲の店内

香城珈琲のラテ

料金は 30 元(約 660 円) です。

個人的に、雲南のコーヒーはとても美味しいと感じています。
正直、グアテマラや南米など、もっとコーヒーが美味しそうなところでも飲んだことがありますが、私の口には雲南のコーヒーが合います。

あまり知られていませんが、中国で生産されるコーヒー豆の大半は雲南省産です。プーアル茶で有名なプーアル市周辺を中心に栽培されていて、雲南の街にはおしゃれなカフェが多くあります。

その後は、高速鉄道の時間(18:50)まで、ひたすらぶらぶらしていました。

独克宗古城で羊と記念撮影

羊と写真を撮れるサービスもありました。タイなどで蛇と写真を撮るのの中国版です(笑)

独克宗古城の北門

ちなみに、駅へのバスは北門からが便利です。

18:00 北門のバス停から路線バスで香格里拉駅へ

北門を出た大通り沿いの「建塘派出所」というバス停から、駅に向かいました。
乗車時間は 20 分程度で、料金は 2 元(約 44 円) です。DiDi で向かっても 30 元(約 660 円)程度だと思うので、急いでいる場合は DiDi が良いと思います。

夕方の香格里拉駅前の広場

この日は本当に天気が良くてラッキーでした。
18:50 の昆明行きに乗って、麗江まで帰ります。

20:40 麗江古城に到着

麗江駅に着き、またバスで麗江古城まで戻ってきました。
その時点で 20:40 頃でしたが、麗江は夜遅くまでお店が開いているので、その後も麗江散策を十分楽しめました。麗江の観光については、麗江編 で紹介しています。

夜の麗江古城

かかった費用

項目費用
高速鉄道(麗江 ⇒ 香格里拉)1,760 円
タクシー(香格里拉駅 ⇒ 松賛林寺)30 元(約 660 円)
ランチ(焼き麺・バターティー)48 元(約 1,056 円)
松賛林寺 入場料60 元(約 1,320 円)
DiDi(松賛林寺 ⇒ ナパ海)31 元(約 680 円)
DiDi(ナパ海 ⇒ ホテルインディゴ)30 元(約 660 円)
ホテルインディゴのカフェラテ28 元(約 616 円)
香城珈琲30 元(約 660 円)
路線バス(北門 ⇒ 香格里拉駅)2 元(約 44 円)
高速鉄道(香格里拉 ⇒ 麗江)1,760 円
合計約 9,220 円

※1 元=22 円で計算しています。麗江古城 ⇔ 麗江駅のバス代は含みません。

まとめ

今回は、麗江から日帰りで行く香格里拉のモデルコースをご紹介しました。私は香格里拉に 7 時間滞在したことになります。

香格里拉観光のポイントをまとめると、以下のとおりです。

  • 麗江からは高速鉄道で約 1 時間 40 分。チケットは Trip.com で買えば、パスポートだけで乗車できる
  • 麗江古城から麗江駅までは 40 分ほどかかるので、9 時台の電車でも十分観光できる
  • 香格里拉は標高約 3,300m。階段などはゆっくり上り、無理をしない
  • 駅前に観光バスがいないこともあるので、駅からはタクシーか DiDi で松賛林寺へ
  • 主な見どころは松賛林寺と独克宗古城の 2 か所。6〜7 時間あれば十分回れる
  • 雲南の人は親切で、日帰りでも安心して観光できた

日帰りだと夜の古城を楽しめないのが残念なところですが、観光スポットが大きく分けて 2 か所なので、比較的短時間で観光できる場所です。

麗江とは全く違った良さがあるので、麗江に行かれる方はぜひ日帰りで訪れてみてください!

独克宗古城にいた猫

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