今回は、新疆ウイグル自治区のウルムチから、天山天池(てんざんてんち)へ日帰りで行ったときの記録をお届けします。
天山天池は、天山山脈の標高約 1,900m にある山上湖です。2013 年に世界自然遺産に登録された「新疆天山」の一部で、雪をかぶった山々が湖面に映る景色が見どころです。ちなみに、天池は中国の神話に登場する女神・西王母が沐浴した「瑶池(ようち)」だという伝説があると言われています。
実は、今回のゴールデンウィークの旅行先にウルムチを選んだのは、この天山天池に行けることが決め手 でした。
ウルムチからはバスで、ほぼ半日程度で気軽に行けます。ただし、ツアーの案内は中国語のみで、外国人は私だけ。途中で取り残されたかと焦る場面もありました。そんな実体験も含めて、天山天池を回るコツを紹介します。

旅程(モデルコース)
| 時刻 | 場所 |
|---|---|
| 7:10 | ウルムチの長距離バスターミナル |
| 7:50 | バスで天山天池へ出発 |
| 9:10 | 天山天池の入口に到着・入場チケット購入 |
| 10:10 | 天池の湖畔 |
| 10:37 | 遊覧船で西王母祖廟へ |
| 11:00 | 西王母祖廟 |
| 11:30 | 遊覧船で戻って湖畔を散策 |
| 11:55 | ランチ |
| 12:20 | 送迎バスとロープウェイで馬牙山へ |
| 12:52 | 馬牙山の山頂 |
| 13:47 | 湖畔で CHAGEE |
| 14:30 | バスでウルムチへ |
ウルムチの観光と、天山天池行きのバスチケットの買い方については、ウルムチの記事 で紹介しています。
料金は 1 元=22 円で計算しています。
7:10 長距離バスターミナルで朝ごはん
朝 7 時過ぎに、ウルムチ駅前の長距離バスターミナルに着きました。バスのチケットは、前日にここの窓口で買っておいた、往復のバスツアーのチケットです。料金は 60 元(約 1,320 円) でした。
出発前に、バスターミナルの中のフードコートで朝ごはんを買いました。朝早くからちゃんとした食事が買えるか心配でしたが、朝からお店が開いていて助かりました。
1 つ目は、肉夹馍(ロージャーモー)のようなパイです。その場で角煮のようなお肉を取り出して切り、パイにはさんでくれました。13 元(約 286 円) です。

もう 1 つは包子で、3 元(約 66 円) でした。

7:50 バスで天山天池へ
7:50 に、天山天池行きのバスが出発しました。

中国語だけのバスツアーで取り残されかける
車内では、まあまあ長い時間、中国語でのアナウンスがありました。乗客は、私以外は全員中国人です。
どうやら WeChat のグループがあるので、登録して何かあれば連絡して、という話だったようですが、私は聞き取れませんでした。後で「まだ登録していないんだけど」とバスガイドに伝えたところ、「大丈夫」のようなことを言われて終わり。完全に取り残されたと思い、焦りました。
ただ、バス停に戻ってくる時間が 14:30 であることだけは分かったので、それだけ確認して進むことにしました。
途中からは、アナウンスをレコーダーで録音して AI に翻訳させました。確かではありませんが、翻訳によると、特定のカウンターで ID を見せれば入場できる、という話だったようです。
9:10 天山天池の入口に到着・入場チケット
9:10 頃に、天山天池の入口に到着しました。

外国人は入場チケットを自分で買うことに
ほかの中国人の乗客は、ID(身分証)を見せて入場していたようです。しかし私は ID ではなくパスポートなので、みんなと同じ方法が使えず、ガイドもいなくなってしまい、どうすれば良いか分かりませんでした。結局、入場チケットをフルで払いました。154 元(約 3,388 円) です。
後から考えると、多くの中国人はオンラインで入場チケットを買っていたので、その場合はツアーにチケットが含まれていたのだと思います。私がバスターミナルで買った 60 元のチケットには、さすがに入場料は含まれていなかったはずです。
外国人がバスツアーで行く場合は、入場チケットは別に買う必要がある と考えておくのが良さそうです。
10:10 天池の湖畔
入口でバスを降りた後、湖畔まではさらに別のバスに乗って移動します。

朝の湖畔は空いていて、湖面に山々がきれいに映っていました。

遊覧船とロープウェイ、どちらを先にするか
天山天池では、湖を回る遊覧船と、湖を見下ろす馬牙山へのロープウェイの 2 つが主なアクティビティです。
バスガイドは、戻ってくるのが大変なロープウェイを先にするように勧めていました。しかし、日の当たり方を見て、私は現地の判断で 遊覧船を先 にしました。これは正解だったと思います。朝の湖沿いは空いていて、とても良かったです。

10:37 遊覧船で西王母祖廟へ
遊覧船は 100 元(約 2,200 円) です。結論から言うと、遊覧船はマスト です。

湖の上から、雪をかぶった山々と、湖面に映る景色を間近に楽しめます。

途中にあるお寺の船着き場で降りて、お寺を見てから、また船で戻ってきました。

11:00 西王母祖廟
船着き場から階段を上ると、湖を見下ろす西王母祖廟があります。その名のとおり、天池の伝説に登場する女神・西王母を祀ったお寺です。

春先だったので、花も咲いていました。

お寺の鐘楼からは、湖と雪山を一望できます。


お堂の扉越しにも、湖が見えます。



11:30 湖畔を散策
船で戻ってから、湖畔の遊歩道も少し歩きました。湖面が天山天池の一番の魅力なので、船と湖畔の散策に時間をかけるのがおすすめです。


11:55 ランチ
ランチは、湖畔のフードコートで食べました。26 元(約 572 円) です。

12:20 ロープウェイで馬牙山へ
せっかくなので、ロープウェイにも乗ってみました。送迎バスとロープウェイの往復で 226 元(約 4,972 円) です。

山頂の馬牙山は、まだ雪が残っていて、岩山がそびえていました。


山頂からは、天池を見下ろせます。

ただ、船とロープウェイのどちらか一方を選ぶなら、圧倒的に船 です。天池の魅力は湖面の景色なので、ロープウェイよりも、船と湖畔の散策に時間をかけた方が良いと思います。
両方回るなら時間に注意
私の場合、山頂での滞在時間が短かったので、なんとか両方回れました。しかし、14:30 のバスの集合時間を考えると、例えばランチを削るなどしないと、船とロープウェイの両方を回るのはなかなか難しいです。
13:47 湖畔で CHAGEE
ロープウェイから戻ってきて、湖畔の CHAGEE(霸王茶姫)でドリンクを買いました。19 元(約 418 円) です。

午後の湖も、きれいでした。

14:30 バスでウルムチへ
14:30 のバスで、ウルムチへ戻りました。
湖を出るのは集合時間の 45 分前に
バスを降りた駐車場から湖までは、さらに別のバスに乗る必要があります。私は朝のイメージで、集合時間の 30 分前に湖を出ましたが、帰りはバスが混んでいて、道も渋滞していたので、すごくギリギリでした。
湖を出るのは、集合時間の 45 分前くらい にしておくのが良いと思います。
かかった費用
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 往復のバスツアー(前日にターミナルで購入) | 60 元(約 1,320 円) |
| 天山天池の入場チケット | 154 元(約 3,388 円) |
| 遊覧船 | 100 元(約 2,200 円) |
| ランチ | 26 元(約 572 円) |
| 送迎バスとロープウェイ | 226 元(約 4,972 円) |
| CHAGEE | 19 元(約 418 円) |
| 朝ごはん(肉をはさんだパイと包子) | 16 元(約 352 円) |
| 合計 | 601 元(約 13,222 円) |
※1 元=22 円で計算しています。
まとめ
今回は、ウルムチから日帰りで行く天山天池の観光モデルコースをご紹介しました。
- ウルムチの長距離バスターミナルから、往復のバスツアーで日帰りできる(60 元)。チケットは前日に窓口で買っておく
- 朝ごはんは、バスターミナルの中のフードコートで朝から買える
- ツアーの案内は中国語のみ。最低限、バス停に戻る時間 だけは必ず確認しておく
- 中国人は ID で入場していたが、パスポートの外国人は入場チケット(154 元)を別に買う必要があった
- 遊覧船はマスト。ロープウェイと迷ったら、圧倒的に船
- バスガイドはロープウェイを先に勧めていたが、遊覧船を先にして正解。朝の湖沿いは空いていて良かった
- 船とロープウェイの両方を回るなら、ランチを削るなど時間に注意
- 駐車場から湖までは別のバスに乗る。帰りは混雑と渋滞があるので、湖を出るのは集合時間の 45 分前くらいに
ツアーのハードルはありますが、ウルムチからほぼ半日程度で気軽に行けるので、非常におすすめです。今回ウルムチを旅行先に選んだ決め手になった場所です。ウルムチに行く方は、ぜひ足を延ばしてみてください。
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