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【バルパライソ】サンティアゴから日帰り観光モデルコース。カラフルな丘の街並みとアセンソール、バスの乗り方

チリの首都サンティアゴから、バスで世界遺産の港町バルパライソへ日帰りした記録です。バスターミナルへの行き方、ソトマヨール広場とプラット埠頭の老舗「ボテ・サルバビダス」のアナゴのスープ、アレグレの丘とコンセプシオンの丘のカラフルな街並みとストリートアート、バブリサ宮殿、絶景のテラスカフェ、アセンソール(ケーブルカー)、海沿いの電車で途中下車したレクレオ駅の夕日まで、時刻付きのモデルコースと費用をまとめています。

今回は、チリの首都サンティアゴから、港町バルパライソ(Valparaíso)へ日帰りで行ったときの記録をお届けします。

バルパライソは、サンティアゴの北西約 120km、太平洋に面した港町です。海に迫る丘の斜面に、色とりどりの家がびっしりと並ぶ街並みで知られていて、「歴史的港湾都市バルパライソの歴史地区」として世界遺産に登録されています。

パナマ運河ができる前は、大西洋と太平洋を行き来する船が南米の南端を回って必ず立ち寄る港として、大いに栄えたと言われています。その名前は、スペイン語で「天国の谷」という意味です。

サンティアゴからはバスで約 2 時間なので、日帰りでも十分に楽しめます。

丘の斜面に並ぶバルパライソのカラフルな家々

旅程(モデルコース)

時刻場所
10:20サンティアゴの地下鉄でバスターミナルへ
10:30ターミナル・アラメダ(Tur Bus)
11:10バスでバルパライソへ
13:20バルパライソに到着(国会議事堂の前)
13:40ソトマヨール広場
14:00プラット埠頭の「ボテ・サルバビダス」で昼食
15:30アレグレの丘(展望テラス・バブリサ宮殿)
16:20テラスカフェ「Fauna Valparaíso」
17:00コンセプシオンの丘を散策
17:14アセンソールで丘を下りる
17:54メトロ・バルパライソでビーニャ・デル・マール方面へ
18:00レクレオ駅で途中下車して夕日
夜歩いてビーニャ・デル・マールへ。バスでサンティアゴへ
22:08Uber で新市街へ。ペルー料理「タクタク」で夕食

サンティアゴの観光については、こちらの記事 で紹介しています。

料金は、カードの請求額(円)で記載しています。現地の価格は、1 チリ・ペソ=約 0.17 円が目安です。

10:20 サンティアゴの地下鉄でバスターミナルへ

サンティアゴ中心部のホテルから、地下鉄でバスターミナルのあるエスタシオン・セントラル駅(Estación Central)の周辺へ向かいました。

サンティアゴの地下鉄のホーム

エスタシオン・セントラル駅は、サンティアゴの南へ向かう鉄道のターミナル駅です。

エスタシオン・セントラル駅の改札

外に出ると、大きな鉄骨の屋根が目を引きます。19 世紀末に建てられた駅舎で、鉄骨はフランスで造られたと言われています。駅前には露店が並び、かなりの人出でした。

エスタシオン・セントラル駅の鉄骨の屋根

10:30 Tur Bus のターミナル・アラメダ

バルパライソ行きのバスは、エスタシオン・セントラル駅の近くの長距離バスターミナルから出ています。この周辺には複数のバスターミナルが並んでいて、私たちが利用したのは、大手バス会社 Tur Bus(トゥール・バス)のターミナル・アラメダ(Terminal Alameda)です。

チケットは、ターミナルの窓口で当日券を買って大丈夫でした。事前に予約しなくても乗れました。

腹ごしらえにエンパナーダ

バスに乗る前に、ターミナルの売店でエンパナーダを買いました。エンパナーダは、小麦粉の生地に具を包んで焼いた、南米の定番の軽食です。

ひき肉と玉ねぎ、ゆで卵、オリーブなどを包んだ「エンパナーダ・デ・ピノ(Empanada de pino)」がチリの定番で、1 個 2,290 ペソ(約 390 円) でした。

チリのエンパナーダ・デ・ピノ

13:20 バルパライソに到着

11 時過ぎにサンティアゴを出発し、13 時過ぎにバルパライソのバスターミナルに到着しました。

バスターミナルの目の前に建っているのが、チリの国会議事堂です。チリの国会は、1990 年にサンティアゴからバルパライソへ移っています。首都と国会の所在地が違う、珍しい国です。

バルパライソのチリ国会議事堂

13:40 ソトマヨール広場

バスターミナルから海沿いの旧市街を歩いて、ソトマヨール広場(Plaza Sotomayor)へ。広場の正面に建つ、青みがかった壮麗な建物は、チリ海軍の司令部です。

ソトマヨール広場の海軍司令部の建物

広場には、19 世紀の太平洋戦争で戦った海軍の英雄たちの記念碑があります。バルパライソは、今もチリ海軍の拠点の港です。

ソトマヨール広場

14:00 プラット埠頭の「ボテ・サルバビダス」で昼食

広場のすぐ先が、港に面したプラット埠頭(Muelle Prat)です。埠頭に建つ魚介レストラン「レストランテ・ボテ・サルバビダス(Restaurante Bote Salvavidas)」で昼食にしました。

ビールは、ラベルに「VALPARAÍSO」と書かれた地元のクラフトビール「デル・プエルト(Del Puerto)」を頼みました。

バルパライソのクラフトビール、デル・プエルト

ここで食べたアナゴ(コングリオ)の料理が、とても美味しかった です。チリでアナゴと言えば、アナゴやエビ、ジャガイモを煮込んだスープ「カルディージョ・デ・コングリオ(Caldillo de congrio)」が有名で、チリの詩人パブロ・ネルーダが、このスープを讃える詩を書いたことでも知られています。

ボテ・サルバビダスのアナゴとエビのスープ

昼食代は 3 人で 12,284 円 でした。

15:30 アレグレの丘(展望テラス・バブリサ宮殿)

昼食のあとは、いよいよ丘の上の街並みへ。バルパライソの観光の中心は、旧市街の裏手にあるアレグレの丘(Cerro Alegre)と、その隣のコンセプシオンの丘(Cerro Concepción)です。

丘の上の展望テラスからは、港と、その奥の海まで見渡せました。

アレグレの丘から見たバルパライソの港

アレグレの丘から見た港のクレーン

展望テラスの隣には、アール・ヌーヴォー様式の邸宅、バブリサ宮殿(Palacio Baburizza)が建っています。1916 年に建てられた邸宅で、今は市立美術館になっています。

アレグレの丘のバブリサ宮殿

街中がストリートアート

丘の上の街は、建物の壁という壁に、カラフルなストリートアートが描かれています。

アレグレの丘のストリートアート

石畳の坂道が、迷路のように続いています。

アレグレの丘の石畳の坂道

さらに上へ登ると、向かいの丘の斜面に、赤・緑・黄色の家々がびっしりと並ぶ景色が広がります。バルパライソと聞いて思い浮かべる、あの景色です。

向かいの丘に並ぶカラフルな家々

16:20 丘の上のテラスカフェ

アレグレの丘の上にあるホテルのレストラン「Fauna Valparaíso Hotel Restaurant」のテラスで休憩しました。港を見下ろすテラス席があります。

Fauna Valparaíso のテラスのカフェラテ

注文したのは、カフェラテ 3,000 ペソ、ピスコサワー 5,000 ペソ、紅茶 2,000 ペソ です。

チップと外国カードの手数料に注意

会計では、10% のチップ(Propina sugerida)が「おすすめ」として加算されていました。さらに、外国のクレジットカードで払うと「Recargo tarjeta extranjera(外国カードの手数料)」が上乗せされ、合計 11,354 ペソ に。日本円での請求額は、3 人で 1,899 円 でした。

チリのレストランでは、10% のチップを伝票に加算して提示されるのが一般的です。チップは任意とされています。

17:00 コンセプシオンの丘を散策

カフェを出て、隣のコンセプシオンの丘へ。窓の格子の中で、猫がのんびりしていました。

コンセプシオンの丘の窓辺の猫

カラフルな家が並ぶ坂道が続きます。

コンセプシオンの丘のカラフルな家が並ぶ坂道

コンセプシオンの丘の壁画の建物

丘の上には、19 世紀にヨーロッパから移り住んだ人たちが建てた教会が残っています。バルパライソが国際的な港として栄えた時代、丘の上にはイギリス人やドイツ人などの移民が多く住んでいたと言われています。

コンセプシオンの丘の教会

丘の端からは、夕方の光に照らされたバルパライソ湾を見渡せました。

コンセプシオンの丘から見たバルパライソ湾

17:14 アセンソールで丘を下りる

バルパライソの丘と下の街をつなぐのが、「アセンソール(Ascensor)」と呼ばれるケーブルカーです。19 世紀末から造られ始め、今も一部が市民の足として使われています。急斜面を小さな車両がゆっくり上り下りする様子は、バルパライソを象徴する風景です。

急斜面を下るバルパライソのアセンソール

下の街に戻ると、「TSUNAMI」の避難経路の標識がありました。チリは日本と同じく地震の多い国で、海沿いの街にはこうした標識があちこちに立っています。

バルパライソの津波避難経路の標識

17:54 メトロ・バルパライソでビーニャ・デル・マール方面へ

帰りのバスは、隣のリゾート地ビーニャ・デル・マール(Viña del Mar)から乗るつもりだったので、バルパライソとビーニャ・デル・マールを結ぶ電車「メトロ・バルパライソ(Merval)」に乗りました。線路は海沿いを走っていて、車窓から夕日が見えます。

海沿いのレクレオ駅に停まるメトロ・バルパライソ

18:00 レクレオ駅で途中下車して夕日

ところが、車窓から見える夕日があまりに綺麗だったので、ビーニャ・デル・マールの手前のレクレオ駅(Recreo)で途中下車しました。駅の目の前が海で、海沿いの鉄骨の橋の上から、太平洋に沈む夕日を眺めました。

レクレオ駅の近くの鉄骨の橋から見た太平洋の夕日

レクレオの岩場から見た夕日

夜 ビーニャ・デル・マールからバスでサンティアゴへ

夕日を見たあとは、レクレオ駅からビーニャ・デル・マールまで歩いて移動し、バスでサンティアゴへ戻りました。帰りのバスは、3 人で 3,727 円(1 人 約 1,240 円)でした。

サンティアゴのバスターミナルからは、Uber で新市街へ移動しました。料金は 4,210 円 でした。

22:08 ペルー料理「タクタク」で夕食

夕食は、新市街のペルー料理のレストラン「タクタク(Tacu Tacu)」で。店名の「タクタク」は、ご飯と豆を混ぜて焼いたペルーの家庭料理の名前です。メニューにはペルーのビール「クスケーニャ」も並んでいました。

タクタクのドリンクメニュー

魚介の料理や、バジルのソースを使った緑のパスタなどを頼みました。チリには隣国ペルーからの移民が多く住んでいて、サンティアゴにはペルー料理のお店が多いと言われています。

タクタクの魚介料理と緑のパスタ

夕食代は 3 人で 15,516 円 でした。

かかった費用

3 人分の料金です(カードの請求額)。

項目料金(3 人分)
昼食(ボテ・サルバビダス)12,284 円
テラスカフェ(Fauna Valparaíso)1,899 円
帰りのバス(ビーニャ・デル・マール ⇒ サンティアゴ)3,727 円
Uber(バスターミナル ⇒ 新市街)4,210 円
夕食(タクタク)15,516 円
合計37,636 円
1 人あたり約 12,550 円

※行きのバス、地下鉄、エンパナーダ、メトロ・バルパライソの料金は含みません。

まとめ

今回は、サンティアゴから日帰りで行く、世界遺産の港町バルパライソをご紹介しました。

  • サンティアゴからはバスで約 2 時間。Tur Bus のターミナル・アラメダから、当日券で乗れた。到着はバルパライソの国会議事堂の目の前
  • 到着したら、国会議事堂 ⇒ ソトマヨール広場 ⇒ プラット埠頭の順に歩き、昼食は港の魚介料理を
  • 見どころは、アレグレの丘とコンセプシオンの丘。カラフルな家々とストリートアートの街並みは、歩くだけで楽しい
  • 丘の上のテラスカフェで、港を見下ろしながら休憩。会計には 10% のチップと、外国カードの手数料が加算される
  • 昼食はプラット埠頭のボテ・サルバビダスで。アナゴの料理がとても美味しかった
  • 帰りのバスは、メトロ・バルパライソで隣のビーニャ・デル・マールへ移動して乗った。夕日が綺麗だったので、途中のレクレオ駅で降りて歩いた

丘の上から眺めるカラフルな街並みと、太平洋に沈む夕日は、サンティアゴとはまったく違うチリの魅力でした。サンティアゴを訪れる方は、ぜひ 1 日を使ってバルパライソまで足を延ばしてみてください。

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この旅行で訪れた都市の記事はこちらです。

イグアスの滝については、別の記事で紹介します。

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